質問内容/回答 |
南アルプス前衛の日向山につきあげるヤチキ沢について、アイスクライミングに 関する情報をお持ちの方はいないでしょうか?
氷結の具合、滝の大きさ・グレード、下降路など、ご存知の方がいらしたら お願い致します。
廣川@JECCです。 その昔、単独で登りました。 北面でそんなに水量が多くないので楽しく登れました。 滝は少し急なのは短くて、長い易しいナメ滝が連続する、 基本的にU〜V前後が殆どで、慣れたもの同士ならフリーソロ、 初心者がいれば部分的にアンザイレンするのでアイスピトン数本 とロープ1本持ってくかな、という感じです。 氷結の具合はその時次第ですが、ナメも多いので良く冷えた 降雪直後でない時に登るのが良いでしょう。 下降路は基本的には日向山を南面側に降りるのが簡単ですが、 入下山が逆になってしまうので、これを避けるには、 日向沢との間の尾根、ガレをルートファインディングしながら 降りてくることになりますが、地形図は持ってかないとならな いでしょう。 沢とか岩尾根の初見下降に自信がない場合や、暗くなってから では、あまり勧められないですが。
杉@韮崎 です。 2000年2月27日(日)に単独で登ってきました。 廣川さんが回答したように、長い氷のナメが続く、 やさしいルートです。 下降ルートについては、私は上ったルートを そのまま下りました。懸垂は4回、長い氷のナメは 慎重にクライムダウンすれば、トレーニングにもなるし 時間的にも節約できます。 なれた人なら、出合から稜線までの標高差700mを 登り3時間、下り1時間30分程度です。 日向沢の大崩落の脇を下降する人もいますが、 今は崩壊が激しくて、すすめられません。 2月12日に日向沢の左岸ルンゼを詰めたときも、 本谷には絶えず落石がありました。