ヨーロッパアルプス/モンブラン
<ヨーロッパアルプス/モンブラン>
無所属/遠藤、佐藤、高木、山口、栗谷
<記録> 遠藤和彦
1996年8月7日〜
さて、
夏に仲間とモンブランに登ってきましたので
投稿させていただきます。
<山行報告>
モンブラン:エギュ・デュ・ミディーより往復の一般コース
<概要>
8/7 ジュネーブのホテルにメンバーそれぞれのルートを取り集合
8/8 ジュネーブ-シャモニー
朝8:30分にシャモニー行きのバスがある。
8/9 ロープウエイでエギュ・デュ・ミディーへ近傍で高度順応
8/10
翌日より天候の悪化が予想されたので、本日登頂開始。
午前中は晴れで、トレースもついていました。
5:00ロープウエイ駅。 5:30ころから登山者集まり始める。
6:00ロープウエイ始発でエギュ・デュ・ミディへガイドに連れられた登山者が多い。
6:30分エギュ・デュ・ミディからアンザイレンして出発コル・デュ・ミディの広い雪原をモンブラン・デュ・タキュウル
に向けて歩く。ここには登山者のテント村ができている。
9:00モンブラン・デュ・タキュル西稜線のコル
ここで、わかれてタキュルを目指す登山者も多くいました。
一旦下って、モン・モディの急登
11:00モン・モディ、ピークの北の端をまく。ここは、岩が出て多少切れているので登山者が多いと時間がかかりそう。
ここから先、モンブランが顔を出してくる。風も強く、体感温度も下がってくる。
一旦少し下り、ブレンバ・コル。ここにも幕営者がいた。
後はモンブランに向けて
最後の400mをひたすら登るのみ。登りとプラトーが交互に来て、見えているがなかなか着かない。
コンテでは高度が高くなるにつれ、メンバー間の体力差が如実に現れ、
調整するのに不自由し、パーティの力量のなさが現れてしまう。
雪も新雪のようで非常に歩きにくい。
13:40ようやく山頂着。
午後から天候下り坂が予想されていたので、山頂は2パーティのみですいている。
下りは往路を引き返す。
午後は、山はガスがかかってくる。一瞬ホワイトアウトになったが、風が強くすぐ
とばされる。また、来た道なので問題なく下山できた。しかしアップダウンが交互にあるルートなので体力的にきつい。
モン・モディの下りはスタカットにする。
18:30 コスミック小屋着 小屋泊 (ロープウエイは17時に終了している)
<その他>
このコースは有名なグーテ小屋のコースに比べて、行動は長いですが、ロープウエイ使用で、1日でモンブラン往復できる
ので、短時間で山頂に立てるルートです。
登山者もかなりいるようです。また小屋が満員でもテントを持っていけば幕営地多数あるので、柔軟に対応できます。
基本的には、前の晩にコスミック小屋に泊まり 夜中発で、登頂するルートですが、天候の関係で一日早めました。しかし、
メンバーで前日、登頂すべきかどうか非常にもめました。このあたりは、特に海外では、費用もかかるし、日程もあまりな
く、大変難しい判断を迫られると思います。慎重にしなければ成らないと思いつつも、往復のルートであること、このとこ
ろ午後はガスが出てきているが、いままで見ている限り、完全にガスに覆われることは無いと判断して翌日行動することに
しました。
夜は、小屋でものすごい雷でした。天気予報がstormyの時は要注意です。雷にあったら、逃げられるところほとんど皆無
みたいです。
天気はシャモニーの教会の横に張り出されて、基本的によく当たるようです。
小屋は要予約で、グーテ小屋はほぼ満員状態が続き、コスミック小屋はそれほど込んでいないようです。しかし翌日
の予約とかは無理みたいです。
我々は8/10のコスミック小屋を日本から予約していきました。
あと教会の横のINFORMATIONには日本語の話せる人がいて、いろいろと 相談に乗ってくれました。
登山用具は有名なスネルスポーツ等ショップが多く、ほぼ何でも手にはいるようです。
あと、登りはほんとにつらく、改めて4000m以上のにあがることの大変さを実感してし まいました。
★ エリア別山行記録へ戻る
★ INDEXへ戻る