北岳バットレス(継続登攀)
<北岳バットレス(継続登攀)>
相模労山/児矢野英典、白井良岳
<メンバ> 児矢野英典、白井良岳
<所属> 相模労山
<山行日> 7/28(土)〜7/29(日), 1996
<ルート> 北岳バットレス(継続登攀)
ピラミッドフェース〜第4尾根主稜〜Dガリー奥壁〜中央稜ノーマル
(記録)相模労山/児矢野英典
今年の当会の新人合宿(総勢11人,うち新人3人)は7/27〜31まで北岳バットレスで行いました.
私自身は7/30に下山のため下記の1本で終了しましたが,天候に恵まれ,充実したクライミングができたよ
うです.パートナーの新人も頑張ってくれて,昨年からの懸案であった中央稜とDガリー奥壁を含めてロ
ングルートのシミュレーションを行うことができました.
(内容)
(7/28)
1P〜 9P: ピラミッドフェース ( 横断バンド直下が脆い)
10P〜11P: 第4尾根主稜 ( 混雑を避け,一部コンテで進む)
懸垂2P : マッチ箱懸垂点からDガリー奥壁取りつきまで
12P〜16P Dガリー奥壁 ( 岩が堅く快適)
: 終了点にてビバーク
(7/29)
懸垂3P : 枯れ木テラスまで懸垂1ピッチ,枯れ木テラスからCガリー上部まで懸垂2ピッチ,
非常に脆い
17P〜22P: 中央稜ノーマル (ルートファインディング要)
全てつるべ形式
(タイム)
7/28 白根お池BC(3:30)〜ピラミッドフェース登攀開始(5:10)
〜Dガリー奥壁取りつき(12:00)〜終了点着(14:40)
7/29 懸垂開始(8:10)〜中央稜登攀開始(9:20)〜登攀終了(12:20)
〜北岳山頂(13:00)〜白根お池BC(14:30)
(感想)
物凄いこみようで時間待ちはすさまじかった.土曜日なので無理もないが..
Dガリー奥壁の1ピッチ目のハング,中央稜の1ピッチ目が手ごわかった.
ビバーク用具一式を背負った状態での継続登攀は大変であることがわかっ たが,とても充実した山行
であった.時間的に十分にワンデイで行けたよう だ.今後のビッグルートへのトレーングになったと思う.
また若い新人の白井 も良い経験になったのではないかと思う.
(おまけ)
ビバークした7/29は奇しくも僕の誕生日でした.月がとてもキレイでした.BC
に戻ったら女性会員の方々がケーキを密かに用意してくれていて感激しました.
うちの会は若くてきれいなやさしい女性が一杯います(といっておこう).
こんなバースデーもいいですね〜. (でも年はくいたくないな.....)
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