錫杖岳/前衛峰P2左方カンテルート
錫杖岳/前衛峰P2左方カンテルート(単独登攀)
無所属/四方立夫
< 記 録 > 四方 立夫
(期間)1996年9月16日
(記録)槍見温泉/6:15,取付き広場/8:30〜8:50,登攀終了/10:50,槍見温泉/14:45
槍見温泉からの道も以外と急ですが、北沢も急でした。槍見温泉から2時間少々で取付きの広場に達する
ことが出来ます。3P目で名古屋から来たという7人パーティに追いついた。
単独行とはいえ、ここからはグレード的にはロープを出す予定でいたが、4名が楽しそうに登っていった
ので、7名中6名が登ったところで私もノーザイルでボルトラダーに2本のビレイを架け替えながら登ってい
った。
5P目で7人パーティのトップに続いて登らせてもらう。6P目で単独トップになったが、ここでロープを出
していて7人パーティに追いつかれたら申し訳ないと思い、7P目もノーザイルで登と、次の8P目が最終ピッ
チになっていた。
折角重い思いをして持ってきたんだからとロープを出し10m程を確保して登った。なにやら遊んでいるっ
て感じがする。このすぐ上のテラスで登攀具をしまう。もう一段上に出ると素晴らしい景色が展開する。焼
け岳から穂高の稜線につながって槍ヶ岳まで見渡せ、見事な眺望を提供してくれている。
是非ここまで上がって素晴らしい景色を満喫されることをお勧めするが、下降に入って右俣沢は5ヶ所にラ
ッペルの跡があるほどに下りづらいルートなので、やはり、下降は左方カンテを懸垂下降される方がいいよ
うだ。
クリヤ谷に出て、決して気を抜いたわけではないが3回も転倒し、手足は傷だらけになってしまった、トホホ。
また、覚悟はしていたものの帰りの中央道は八王子近くから断続的に80Kmの渋滞。横浜に帰り着いたら12
時はまわっていた。
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