八ヶ岳/阿弥陀岳南稜(単独登攀)
登攀倶楽部求道心/今井啓
< 記 録 > 今 井 啓
(山行日)1996年11月30日
(記録)6:40林道ゲート--9:00青ナギ--11:00P3--12:30阿弥陀岳--16:00林道ゲート
車で林道広河原線のゲートまで入って広河原沢側から取りつきましたが、間違えて林
道終点まで行ってしまいました。南稜への取りつきには「阿弥陀岳へ」という明瞭な
指導標ががあるのですが、林道の進行方向を指していたのでまっすぐ進んでしまった
のです。
積雪はすでに原村の別荘地からありましたが、尾根上では立場山までは足首くらい、
無名峰を過ぎると膝くらいでしょうか。場所によってはクラストしていました。
P3までは特に問題になるところもなかったのですが、このあたりからガスが降りてき
て視界が効かなくなり、広河原沢からの吹き上げで寒かったです。(マイナス15度く
らい)
P3のガリーはベルグラの上に新雪が乗っているありがたい状況だったのでアイゼンを
着けて登りました。チリ雪崩は落ちてくるし、アイスハンマーしか持っていかなかっ
たのでちょっと緊張しました。
阿弥陀岳の頂上は視界が15mくらいで、すでに帽子にシュカブラが出来そうになって
いたのですぐに御小屋尾根から下山しましたが、こちらのほうが視界は効かないし積
雪も股位まであっていやな感じでした。
※ 広河原沢を見た感じでは、3ルンゼはまだ氷がつながっていないようです。青ナギ
あたりから見える明瞭な2つの滝は、まだ氷が下まで届いていませんでした。
30日夕方から1日までかなり降雪がありました。
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