八ヶ岳/三又峰ルンゼ |
ルンゼに入ってしばらくで、小さな氷のステップ、カッティングで越える。 CS滝は左右に分かれて巻いた。巻く位置が少々高いので落ちると危ない。
F1は5m、75度位、シーズン氷初めての人にはロープを降ろす。
F2大滝12mは氷が細いが、どうにか登れる。氷の発達が今一つで層が できていてピトンの効きが今一つ。出だし含めこまめに4本ランナーを取 って廣川リード。IP目は二段目手前、左手の岩の3本の残置でビレー。 3名以外は、時間の関係もあり、ここでトップロープで遊んで帰ることにする。
2P目はF3、8m、60度強を越え、ナメ状へ、45m。
3Pは、ナメ、暗いゴルジュから、75度8mを上がったところ迄、40m。
4P目、左の岩に1本ボルトあり。段状の氷を越えていく。易しい。
5P目、ちょっと見栄えのする80度の氷を越えると二股。左俣出合いの滝 は氷が薄い。右俣へ。45m。
6P目、夕日に映えてほの蒼くきれいな12m位の滝を越えると滝場は終わり。 正面にナメ氷が一つあるが、すぐに氷は終わってしまう。廣川は上部は過去に 登っている、時間も遅いので石尊稜に出て、稜をクライムダウン、下部岩壁 を1回の懸垂、更に下部のガレをトラバース、樹林帯をうまくたどって、 三又峰ルンゼCS滝の下に出ることができた。
小さな氷のステップ下まで降りて、登攀具、アイゼンを外し、ヘッドランプを つけて、赤岳鉱泉経由、風来坊忘年山行のすき焼き鍋を食し、後髪を引かれつつ 下山。
三又峰ルンゼはまずまずの凍り具合でした。
裏同心ルンゼあたりと比べると、1つ1つの滝は小さいですが、滝場が連続し 全体に傾斜があり、2P目以降、アイススクリューをビレーポイント用にセット しながら登るので、氷のマルチ入門用に良いルートです。
私ごとで恐縮ですが、水曜日から海外出張に行くのですが、海外出張直前の山行で車の トラブルが発生するという、3度続いたジンクスをめでたく克服することができました。 七転び八起きにならねば良いがと思っておりましたが、四度目でどうにか。 以下、これまで3度のトラブル。
@ LDNへの海外出張が月曜朝一発なのに、土日で信州大谷不動に行こうとして、 中央道走行中、梓川SA地点でジムニーのディストリビューター(電気整流器) が突然、壊れ、深夜走行不能に・・。怪我とかは何もなかったが、車は短時間 での修理不能で、山は駄目になってしまった。
A 米国SF、デンバーへの出張が火曜朝発。火曜発だから、前回よりはまあいい かと、谷川一の倉にに行ったところ、帰りにガードレールに正面衝突、ボンゴ を壊してしまった。膝をすりむいたり程度の軽傷あり。
B 米国への調査出張が火曜午後発。パスポートは月曜朝に取りに行かねばならぬ。 でも、丸山東壁のアメリカンエイドに行ったのだが・・・・、この時も帰りの事故。 扇沢からの下り、同乗者のスピード出しすぎで車がスピン、ステーションワゴン の右後部から対抗車線ガードレールに激突、後部、給油タンク大破、3回スピンし 対抗車線で上をむいて停止。ガソリンはボタ漏れだったが引火せず。 1名は激突時に車外に飛ばされ、20〜30m于の地点でガードレールにぶら下が ってて、肩骨折。この事故の時、私は、本当に死ぬかと思いました。
以上