八ヶ岳/三又峰ルンゼ

JECC/廣川、渡辺、龍鳳/石田、風来坊/6名


<山行日> 1999年12月4日(土)<記録> 廣川健太郎



 廣川、石田は日帰りで、その他は風来坊の忘年山行メンバークライミング班。 ぞろぞろと9名で三又峰ルンゼへ。

 ルンゼに入ってしばらくで、小さな氷のステップ、カッティングで越える。 CS滝は左右に分かれて巻いた。巻く位置が少々高いので落ちると危ない。

 F1は5m、75度位、シーズン氷初めての人にはロープを降ろす。

 F2大滝12mは氷が細いが、どうにか登れる。氷の発達が今一つで層が できていてピトンの効きが今一つ。出だし含めこまめに4本ランナーを取 って廣川リード。IP目は二段目手前、左手の岩の3本の残置でビレー。 3名以外は、時間の関係もあり、ここでトップロープで遊んで帰ることにする。

 2P目はF3、8m、60度強を越え、ナメ状へ、45m。

 3Pは、ナメ、暗いゴルジュから、75度8mを上がったところ迄、40m。

 4P目、左の岩に1本ボルトあり。段状の氷を越えていく。易しい。

 5P目、ちょっと見栄えのする80度の氷を越えると二股。左俣出合いの滝 は氷が薄い。右俣へ。45m。

 6P目、夕日に映えてほの蒼くきれいな12m位の滝を越えると滝場は終わり。 正面にナメ氷が一つあるが、すぐに氷は終わってしまう。廣川は上部は過去に 登っている、時間も遅いので石尊稜に出て、稜をクライムダウン、下部岩壁 を1回の懸垂、更に下部のガレをトラバース、樹林帯をうまくたどって、 三又峰ルンゼCS滝の下に出ることができた。

 小さな氷のステップ下まで降りて、登攀具、アイゼンを外し、ヘッドランプを つけて、赤岳鉱泉経由、風来坊忘年山行のすき焼き鍋を食し、後髪を引かれつつ 下山。

 三又峰ルンゼはまずまずの凍り具合でした。

 裏同心ルンゼあたりと比べると、1つ1つの滝は小さいですが、滝場が連続し 全体に傾斜があり、2P目以降、アイススクリューをビレーポイント用にセット しながら登るので、氷のマルチ入門用に良いルートです。

 私ごとで恐縮ですが、水曜日から海外出張に行くのですが、海外出張直前の山行で車の トラブルが発生するという、3度続いたジンクスをめでたく克服することができました。 七転び八起きにならねば良いがと思っておりましたが、四度目でどうにか。 以下、これまで3度のトラブル。

@ LDNへの海外出張が月曜朝一発なのに、土日で信州大谷不動に行こうとして、 中央道走行中、梓川SA地点でジムニーのディストリビューター(電気整流器) が突然、壊れ、深夜走行不能に・・。怪我とかは何もなかったが、車は短時間 での修理不能で、山は駄目になってしまった。

A 米国SF、デンバーへの出張が火曜朝発。火曜発だから、前回よりはまあいい   かと、谷川一の倉にに行ったところ、帰りにガードレールに正面衝突、ボンゴ を壊してしまった。膝をすりむいたり程度の軽傷あり。

B 米国への調査出張が火曜午後発。パスポートは月曜朝に取りに行かねばならぬ。 でも、丸山東壁のアメリカンエイドに行ったのだが・・・・、この時も帰りの事故。 扇沢からの下り、同乗者のスピード出しすぎで車がスピン、ステーションワゴン の右後部から対抗車線ガードレールに激突、後部、給油タンク大破、3回スピンし 対抗車線で上をむいて停止。ガソリンはボタ漏れだったが引火せず。 1名は激突時に車外に飛ばされ、20〜30m于の地点でガードレールにぶら下が ってて、肩骨折。この事故の時、私は、本当に死ぬかと思いました。

                                    以上


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