富士山/富士宮口

YCC/増田


<山行日> 1999年11月20日(土)<記録> 増田



 11月19日夜発で20日に富士宮口より富士山に登ってきましたので、状況を報告します。 アプローチの富士山スカイラインは、夜間通行止めのカンバンが出ていたが(公式には 8:30〜16:30オープン)バリヤーは車が通れるくらい開いており通行できた。 雪は道路には全くなく駐車場には問題なくついた。

 駐車場はカップル多し。でも続々到着してテントを張り始める山屋に恐れをなして退散。

 朝登り出すが、雪が少なく、7合目までスニーカーで行く。 このあたりも雪はまばらだが凍結しており、仕方なく登山靴とアイゼンを着用。 本格的に雪に覆われるのは9合目以上。 9合から頂上は風が強く、推定風速10mでほとんど途切れず吹いていた。 気温は、浅間神社奥宮で12時頃マイナス5度。 下降は8合あたりから雪も腐り、ふたたびスニーカーに。

 雪上訓練ができそうな斜面は9合から9合5勺の小屋の脇のガリー(最後まで残雪が残るあ たり)だけでした。この目的からは吉田口が良いのでは。

 この日登って行ったのは、上部ビバーク組を含め20人くらい。 うち7〜8人が外国人でした。

 Gパンにワークブーツでガバガバのアイゼンを履いて登頂したお姉さんまでいて、「根性 ある〜」と感心してしまいました。

 でも、一部の隙もないスタイルで我々を追い越していったカップルが9合目で休んでいた ので、「登頂したか?」と聞いたら「高山病デ登レマセンデシタ」と流暢な日本語で答え てくれました。(すこしほっとした)

 天気もよく、ウェストン師が絶賛した駿河湾や伊豆半島の眺めもよくほのぼのとした山行 になりました。

 富士宮口は初めてでしたが、吉田口にくらべ落ちても止まりそうな感じで緊張感なく登れ ました。でも、ザレや浮石が多く下りは走れませんでした。

 駐車場に降りたら客連れのガメラ菊池氏とばったり。 八ヶ岳に行くも雪が全くなく、富士山に転進してきたとのことでした。アッチモダメカ〜 まだしばらく晴天が続くようで、雪山らしくなるのは12月に入ってからかもしれません。

 しかしながら、富士山登拝の霊験はあらたかで、翌日の甲府幕岩では生まれて初めて私の 実力を上回るはずの5.11をオンサイトすることができました。


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