幽ノ沢/左俣/滝沢大滝〜奥壁ルンゼ

東京岳人倶楽部/木下徳彦、その他


<山行日> 1999年10月10日(日)<記録> 木下徳彦



木下@です。

<コースタイム>

 一ノ倉沢出合(04:50)〜幽ノ沢出合(05:20)〜滝沢大滝取付(07:00/07:30)〜落口(10: 50/11:10)〜奥壁ルンゼ出合(11:30/11:45)〜F4上(15:00/15:05)一ノ倉岳(17:00/17: 40)〜西黒尾根〜巌剛新道〜一ノ倉沢出合(21:40)

 幽ノ沢二股で熊を見ました。大きさ的には、1〜2歳の若い熊ではないでしょうか? 慌てて逃げていきましたが、まだその辺りをうろうろしていると思いますので、 気を付けた方がイイかもしれません。冬眠の前のシーズンですので。

 大滝は、下部は問題ないですが、トポにあるIVのピッチの クラック〜草付〜スラブのところの草付がごっそり取れてしまい、 5〜6mぐらい、きわどいフリーが混じります(IV+〜V-?)。 ビレイ点は、それほどいい訳ではないので、打ち足しなども した方がいいです。

 大滝上からは、ロープを外し、10分ほど登ると、 左壁に水が流れているルンゼにであいますが、 これが奥壁ルンゼです。

 大体どのピッチもIII級程度で残置は一切有りませんでした。 簡単だが、残置が全くないのが気持ちがいいです。 最後は一ノ倉岳の頂上にダイレクトに出ますし。

 奥壁ルンゼ上部の二股を右に行ってしまい(正しくは左だと思う)、 1時間半以上も腕力登攀となるような傾斜の潅木薮漕ぎに苦しめられ、 一ノ倉岳に着いたのは、17時過ぎ。そいでもって、 一ノ倉においた車に戻ったのが、21:40と残業になってしまいました。

 3スラには、18:30すぎになっても、ドームの基部までついていないような感じの ヘッドランプの明かりが3つほど見えましたが・・・。

 連日の体の酷使のおかげ(体力ないですねー)で、 翌日起きれず大寝坊。幽ノ沢V字左を諦め、ゆびそ温泉の なかや旅館の温泉に入ってきました(8:00〜21:00/¥500)。

 一ノ倉から行くと、ユビソにある酒屋から100mばかし、進んだ左手に有ります。 駐車場もあります。


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