雪彦山/地蔵岳正面壁/ネイリング練習ルート開拓

はりま山岳会(兵庫労山)/山岡人志、竹谷大介


<山行日> 1999年7月10日(土) <記録> 山岡人志


 山岡@はりま山岳会(兵庫労山)です。

 先週の土曜日、こちら近畿地方も良い天気でした。 会のメンバーと姫路の北にある雪彦山に行き、エイドの練習 用のルート(1ピッチ、30 m)をつくりましたので簡単に報 告いたします。

<場所>  雪彦山地蔵岳正面壁
      加古川ルートの右にある凹角のところ
<メンバー>山岡人志(40歳)、竹谷大介(25歳)
      はりま山岳会
<日時>  1999年7月10日(土)10:30-12:30
<概要>

 1ピッチ (30 m, A1~A1+) のエイドの練習用ルートを、地 蔵岳正面壁に作りました。

 場所は、加古川ルートの右に浅い凹角を登る中間ルートと いうのがあるようですが、さらにその右の大きく凹角状にな ったところを直上します。7-8 m凹角をまっすぐ登り、そこ から右にハング状のところを数mトラバースし、また直上し ます。最後の乗り越しは潅木を使いました。スリングを残置 してあります。終了点は、乗り越してから少し右にいった、 右ルート1ピッチ目の終了点と同じ枯れ木のテラスといわれ ているところです。

 必要なギア類は、薄手のピトン4-5本、ロストアロー2-3本、 フレンズ2番まで、エイリアン1-2個です。

 トラバースが悪く、その上も岩が浮いていますのでリード するひとも確保するひとも御注意ください。意外とリスがな く登るのに苦労しました。

 古い残置は全くありませんでした。我々もピトン類は全く 残していません。まっすぐ下から直上するルートもできるか もしれません。ロープは50 mだとシングルでぎりぎりトップ ロープにすることができます。

 地蔵岳正面壁は朝は陽があたって今は暑いのですが、午後 からだと日陰になり少しはましになります。


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