ARIアルパインクラブ/有持、酒井、藤原、塚本、遠山
<山行日> 1999年6月12日(土) <記録> 有持真人
有持です。
12日(土)に錫杖岳/前衛フェースに行って来ましたので簡単に報告します。
<日時> 1999年6月12日(土)
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持、酒井、藤原、塚本、遠山
<ルート> 1ルンゼ・3ルンゼ(有持、藤原)
左方カンテ(酒井、塚本、遠山)
<行動>
「有持、藤原」
新穂高の湯/駐車場(05:00)〜前衛フェース基部(07:00)〜1ルンゼ取付(07:30)〜終了(09:15)〜取付(10:00)
〜3ルンゼ取付(10:30)〜終了(11:45)〜取付(12:15)〜前衛フェース基部(12:30/13:45)
〜新穂高の湯/駐車場(14:45)
「酒井、塚本、遠山」
左方カンテ取付(08:00)〜終了(12:00)〜取付(13:30)
梅雨時とは思えない天気だが朝はチョット肌寒い。沢の水量も少なく徒渉も簡単にでき、順調に前衛フェー
スの基部に到着。
まだ誰も来ていない。谷川と比べると嘘のような静けさだ。
今回は、開拓の偵察もかねているので有持、藤原で1ルンゼ、3ルンゼを登攀し、酒井、塚本、遠山で左方
カンテを登攀する事にする。
1ルンゼはとにかく残置ピトンが多く、やたらとビレーポイントが多い、どこでも登っていけるという感じ
で、技術的にも簡単だし、入門ルートには最適では
ないだろうか。
白壁あたりを偵察したが、この周辺にはネイリングできそうなリスはなく、快適なルートはできそうになか
った。
取付に戻ったのが10時なので、とりあえず3ルンゼを登ることにする。
出だしが少し濡れていていやらしい。しかし、それ以外は乾いていた。核心のチョックストーンの登りは、
手前シュリンゲ付きの残置ボルトは1/3ほどしか入っていないしオジギをしているので、いきなりA0を
する気にはならない。
一番奥に新しいリングボルトがあったのでここから取り付いてみる。しかし、どう登ってみてもA1であ
る。
結局、真ん中のハーケンのA0でバンドに登り越えていった。2つ目のチョックストーンは傾斜はあるが、
ホールドも多く、ピトンもベタうちなので簡単である。
登攀終了後は懸垂下降で取り付きに戻った。第3フェースあたりを偵察してみたが、ここも食指が動く様
な岩ではなかった。
無線で左方カンテパーティと連絡を取ると、結構混んでいるらしく、下降に時間がかかっている様であっ
た。
左方カンテパーティと合流後して下山した。下山後は、新穂高の湯という混浴の無料露天風呂で汗を流し
て、帰路についた。
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