一ノ倉沢/一ノ沢・二ノ沢/中間稜

マーモット/新倉、その他

<山行日> 1999年3月20日(土)〜21日(日) <記録> 新倉



 金曜の晩に関越で水上に向かう。青梅からずっと雨だったが、前橋辺りから風も強く なる。途中、土合に先に入ったメンバーから電話があり、「こっちは雨と風がすごい よー」と言われ、今晩は宴会だなと内心喜ぶ。

 1時に土合着。しばらくして雨は雪に変わる。3時まで宴会して、「じゃ、3時半起 床ね」と笑いながら就寝。 結局僕は昼まで寝ていた。

 20日は雪。温泉に入り、ボーッとする。出合まで散歩に行ったメンバーに状況を聞 くと、出合で積雪7センチくらい。2,3パーティー突っ込んだらしいとのこと。指 導センターは、停滞組で満員。 明日は、荒天でも出合までは行こうとゆうことになり早めに寝る。夕方、救急車が上 に走っていった。夜、雪止む。十二時ごろ、大量のタクシーに起こされる。

 3時に起きたら、そこら中がアイスバーンになってた。東尾根に行くメンバーと乗り あって、指導センター前に。東尾根組とわかれて出合へ。途中、中間リッジに行くパー ティーに2組会う。

 5時、出合。高曇りで風も弱い。リッジに出たら雪がブロックになってずれてしまっ ていた。ブロックの上を飛び越えながら、もう谷川も終りかなぁ、と思う。途中、懸 垂でロープを出す。しばらくあとで、駆け登ってきた5,6人に抜かれる。何かの訓 練なのか?とにかくすごい勢い。

 ナイフリッジも、締まっていてピッケルもアイゼンも良くきいた。このころから風が 強くなる。9時頃東尾根に出る。第一岩峰には、2パーティー位居たので、右から巻 く。ここから風と雪がさらに強くなり、まつげが凍って前が見えないので、サングラ スをつける。雪壁を登って、ちいさな雪庇を乗越し、稜線に出て、終了。僕が、谷川 岳初登頂なので、オキノ耳まで行ってくれる。稜線は、ホワイトアウト。顔が痛い。

 肩ノ小屋で一本取る。中には5,6パーティーいた。メンバー三人顔が凍傷になりか かって赤黒い。東尾根からはまだひとパーティーも抜けてきてない。とりあえず下山。 熊穴沢非難小屋付近で無線連絡、稜線に抜けたと聞きホッとする。ロープウェイでし たに降りたらビールが売ってなかった。ガックリとして、トボトボ土合駅ヘ。発泡酒 の残りがあったので、やっとアルコールにありつけた。



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