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　大谷原7：45〜天狗尾根取付9：35〜天狗ノ鼻15：00

　少し遅めに7：45出発。林道を天狗尾根方面に行くが、トレースの踏み跡から2パーテ ィー程度しか入山していないことが分かる。何度か川を渡るが、取水堰を越えたとこ ろで、ついにアウト。とりあえず靴を脱いで、膝上まで捲ってみたが、結構深く太股 まで水が被り、ズボンがビチョビチョに・・・。

　ここからは、所々きわどいヘツリを数回こなして、荒沢を300ｍ程つめてから天狗尾 根に取り付く（9：35）。この時点で、3パーティーが集中。さらに後ろから来た2パ ーティーに追い付かれる。この後は、所々で団子になりながらも天狗の鼻まで一緒で した。

　ルートは概して良いと思うが、第1クーロワールは、すでにクレバスが開き、結構ズ タズタで、うまくぬって歩くような感じ。そろそろブロックが落ちるころかもしれま せん。

　天狗ノ鼻に着いたのは15：00。すでに猛烈な地吹雪。顔面着氷もものともせずに1時 間半かけてテン場を整備して、ツェルト内に入ったのは17：00近く。すでに全身氷漬 けであった。18：00頃から、急に視界がよくなり、荒沢奥壁・鹿島北壁が良く見えた 。

　が、天気予報では、明日夜から大荒れと言っているので、北壁は諦め、天狗尾根をエ スケープすることにした。

　そういえば、16：00過ぎに、野村さん＠左京労山？が天狗の鼻から降りていくのを遠 くに見ました。諦めきれない我々に比べ、あの潔さにはびっくりしました。

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　ＴＳ6：05〜9：50鹿島槍北峰9：55〜南峰（通過）〜11：55冷池山荘12：10〜13：50 高千穂平14：00〜16：30大谷原

　TS6：05発。この時点では視界もよかったので未練タラタラだった。2パーティーがト ラバースしているのを確認。

　最低コルからの天狗尾根は比較的やせた尾根を登るだけ。急ではあるが、快適なリッ ジで一気に登れる。一部、ザイルが欲しいところもある（先行パーティーは計4〜5ピ ッチ出してた）が、途中のかぶり気味の雪壁ののっこしと、小舎岩の所で計２ピッチ 出しただけだった。途中で追い付いた先行ＰのFIXで渋滞し、9：50に北峰に着いた。

　剱方面を見ると、なにやら怪しい雲が・・・。ほとんど休まずに急いで南峰を目指す が、コル付近で雲に追い付かれ、一気に真白の世界になる。途中ラッセルを交えなが ら南峰へ。すでに暴風雪で、ほとんど視界が効かない中を冷池山荘まで一気に降りる （11：55〜12：10）。

　トレースが埋まりかかっているので、明日以降のラッセルを嫌って、この日中に降り ることにする。赤岩尾根上部はザイルなしで降りれた。積雪で踏み跡の消えた赤岩尾 根をラッセルしながら一気に下った。赤岩尾根の頭12：40、高千穂平13：50〜14：00 、大谷原16：30でした。