静岡山岳会/松永、伊藤
<山行日> 1999年3月13日(土)<記録> 松永
松永@静岡山岳会です。
週末の谷川岳は、大盛況だったようですね。
我々は、予定より1週間早く唐幕左方ルンゼに行って来ました。天気は最高、誰もお
らずこんなのってありって感じでした。
メンバー:松永・伊東
金曜の夜、七倉まで車で入る。道路に雪は全くなくこれで歩かなくてすみホッとす
る。当初、大町の宿へ1泊の予定だったが天候の崩れを心配して、日帰りの速攻に変
更とした。
アプローチは、よく雪も締り快適この上ない。B沢を詰めてようやく左方ルンゼが拝
めた。F2直下まで一気に行き、いざF2へと向かったが、下から見るのと大違い、
つながってはいるものの、表面はスカスカでバイルもスクリューも決まらない。
自分の実力ではかなりの冒険となりそうなので、あっさり諦める。
左側のスラブから雪壁を登り、F3下まで。ここから終了点まで絶景の中、快適に
ロープを伸ばす。氷は少し水っぽいが、この天気ではやむを得まい。
終了点からB沢右俣へのトラバースは、雪がくさりにくさって大変。下降もアイゼン
ダンゴ状態で、スリップしないように慎重に下る。B沢に降り立ちようやくダンゴ状
態から開放された。
あとは、七倉までのんびり下るだけ。途中から暗くなり、これまた満天の星空を眺
め、今日一日の登攀の余韻に浸りながら車を目指した。
今シーズンの氷もこれで終わりでしょうか。自分でもよく飽きずにあちこち通ったと
思います。ちょっと寂しいですが、また来シーズンに期待したいと思います。
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