日本登高研究会/榎本、惠川、ARI/大野、アルパインクラブ横浜/遠井
<山行日> 1999年2月2月20日(土)〜21日(日) <記録> 榎本文夫
うちの会とARIのメンバーとの混成パーティー4名で20日、21日で奥鬼怒カルテットへ行って来ました。
4本とも長さは50〜60m、ぐれーどはIV+〜Vぐらいだと思います。行って気が付いたのですが、氷は南面
なので日がカンカンにあったって凍っていましたが、氷の状態はかなり悪かったです。
手前から二本目と三本目にトップロープをかけみんなで順番に練習してきました。回り込んでのロープの
セットはできません。
それから、完全に上まで登らなかったので、最上部の落ち口の状態はわかりませんが、中間の傾斜が落ち
たあたりには、いっさいビレーポイントになるような立木等はありませんので、誰かリードで登って、支点
をセットして回収も、打ち降ろしか、Vスレッドか、ピンの残置か、あるいは10mぐらいトラバースして細
い立木を支点にしての懸垂かのどれかです。
私の実力ではリードできませんでしたので今回は登りませんでしたが、一番奥の氷は完全に垂直で高さは
15m〜20mぐらいはありそうでした。多分グレードもV+〜VIぐらいではないかと思います。
上記のように支点の回収に手間取り宿(八丁ノ湯)につくのが遅くなり、宿の方々にご心配をおかけして
しまいした。
翌日は、女夫淵の近くの未練の滝(ちゃんと凍れば20m、V+~VI-ぐらいか?)を登ろうと行ってみたので
すが、完全に凍っておらず、まさに未練を残しながら女夫淵温泉に入ってそのまま解散となりました。
女夫淵の遊歩道の入り口にかかっている堰堤の左が凍っており、状態がよければ、高さ20m以上、傾斜85度
の氷となり、練習にはさいてきです。ただ、とりつき部分が川であることと抜け口も水が流れていますので、
相当冷え込んでそこの部分が凍らないと、取り付きに相当苦労しそうです。
また、女夫淵温泉の女性専用露天風呂の対岸にも氷があり、もしそこを登れば露天風呂が丸見えというなか
なかのロケーションの氷です。ただ、警察沙汰になる可能性があります。
●廣川さんへ、
先日は奥鬼怒の資料を送っていただきありがとうございました。おかげさまで、何とか行って来ることがで
きました。今後もどこかでお会いすることがあると思いますが、よろしくお願いします。
(先日、有持さんと一緒に荒川出合に行ったとき、廣川さんをお見かけしました。お礼を言おうと思ったので
すが、あわただしく行ってしまったのでお礼を言えずじまいでした。申し訳ありませんでした。)
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