氷瀑ツアー

JECC/廣川健太郎、長谷川文


<山行日> 1999年2月13日(土)〜15日(月) <記録> 廣川健太郎


 12日、金曜朝、相模湖ICへ向かう途中、信号待ちのところを坂道で軽に追突される。その時は何でもなく、
バンパーもほとんど無傷、急いでいたので良いです良いですと先を急いだが、一晩たってムチウチになってしま
ったのでした。

 川越で竹田氏と待合せ。長野道から、霧積へ。ダムサイトはまあまあ。右岸から左岸に林道が渡る地点、右岸
支流の30m滝をリード。見た目より易しい。

 ダムサイトに戻り、擁壁の氷をリードする。快調。トップロープにしてしつこく登り、クライムダウン。持っ
てきたバイル、アイゼンをあれこれ、とっかえひっかえ試す。

 夜、YCCサノダーより大谷不動へいくが合流しないかと携帯に電話あり。山スキーを持ってきていないのと、
風邪が治りきっていないので無理だけど、また電話は入れると伝えたものの、炬燵で飲んでいる内に寝てしまう。
朦朧として布団に入ったらしい(覚えていない)。

 13日、土曜。朝起きると、首が回らない。凄く痛い。最初は寝違えかと思ったが違う。朝電車でやってきた
長谷川嬢を群馬八幡で拾い、上信国境方面へ向かう。 

 これではとてもまともなところは登れそうもない。最悪、尻焼温泉の氷で療養か?。吾妻白糸は川が増水して
いて駄目。氷も薄い。滝見ドライブインの滝は、大仙の滝は氷が薄く駄目。上段の白糸の滝はばっちりに見えた
ので残念であった。

 更に駄目押し。尻焼もベルグラ状態。温泉だけでも入って首の療養と思ったが、長谷川嬢が露天風呂に男だけ
で入るのはずるいと拒否権を発動され、温泉に入れず・・・。

 すっかり宴会モード車になるが、しつこい性格なので、吾妻不動滝位?は登っていこうということになるが、
長谷川嬢は酔っているので散策に行くとこれまた拒否。

 私は首の痛みを忘れるために飲んだ浅間の何たら酒造の「濁り酒」、口直しのチュウハイで大分酔っていたの
であるが、ビールで酔っていた竹田氏にトップを譲られてしまい、オボロに不動滝をリードした。

 手はいいのだが、酔っていると足を普段のようにビシット高く上げてダイナミックに体重移動していくのが怖
い。落ち口手前、右側のビレーポイントで先行の山本さん組とお会いしました。

 夜、立川山岳会の丸橋さんが合流。宴会。

 14日、日曜。今日も首が痛い。悲しい。谷急山の裏谷急沢へ行く。

 アプローチの僅かな距離で手袋1組を落とす。探しに戻るがない.何故だ?。首も回らん。氷は大滝が細くて
どうしようもなく今一つであったが、他はまずまずで、アイスピクニックを満喫。

 頂上では、チャンコ鍋ウドンに野菜、挽肉、ウドン玉を追加した特製鍋に怪しいブランデー紅茶でまたしても
宴会。下りのリッジがちょっと怖かったです。

 15日、月曜。今日も首が痛いが少し良くなっているような気がする。少し嬉しい。秩父湖大滝にいこうと思
ったが、遠いので結局狭岩の氷バクへ行く。ここは30〜35mでラインによっては70〜80度位の部分も少
し取れる。落ち口の寂しいベルグラはトップではとても悲しい。

 気休めのアイスフックは多分2m以上落ちれば飛ぶ感じ。でも落ち口以外はとても快適で良い滝だった。リー
ドの後トップロープで遊び、昼過ぎ。ミドリ岩三段の滝への転進も考えたが、焚き火と鍋で早々と宴会とする。

 野菜と豚小間に豆腐とウドン更に残りのオデン、サイドには数の子。日本酒、チュウハイと堪能、焚き火に当たって
幸せ気分。

 風邪はほぼ治ったが、首はまだ痛い。後何日かかるか分からないが、重荷を担いでのアルパインはちょっと厳
しいが、来週は京都府岳連の講習会の講師なのでどうにかなるでしょう。

 再来週辺りから谷川とかに行きたいのでそれまでには治って欲しい・・・・。

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