JECC/廣川、長谷川、風来坊/大野、須藤、森、ブナの会/岡田
< 記 録 > 廣 川 健 太 郎
<山行日> 1999年1月24日(日)
廣川、岡田はそれぞれ土曜に出勤しなくてはならなくなり、金曜仕事で出発しそびれた長谷川ともども、先発
した大野、須藤を追いかけることになった。
23日は大野、須藤は尾白川下部の岩間ルンゼに行き、ホゲ車両とホゲ氏と思しき人物を見かけたとのこと。
岩間の後、錦滝を登っている姿を確認したが身のこなしがフリークライマーっぽかったとの報告でした。
長身痩躯、長髪、真新しいプレデターを左手に持っていて年齢不祥とのことで、ほぼ間違いなさそうである。ジム
ニー後部の「TOHRYO」というステッカーが個体特定の決め手である他、黒の炊事バックにやたらと背の高
いキャンピングテントを使用していることが多い。時には希少品で御自慢のメスナーエントラント2〜3人用を
使っているという噂もある。
さて、52号線を下り、早川への分岐で22時前集合。延々とぐねぐねした道を走り、奈良田から冬期通行止
めの林道にこっそり入れて頂き、発電所手前の小台地に上がろうとするが、先週の降雪を除雪した雪で入り口が
ブロックされており、仕方なく、鷲住隋道のネルトンフォールへの下降点の路肩にキャンプする。
アルパインルートではなく、短いルートという気安さから、この日も結局、日本酒、ワイン、酎ハイ等々で3
時近くまで宴会をしてしまう。
24日朝、気が付くとじゃんじゃか雪が降っていて起きそびれる。敗退→宴会再開→温泉ツアーという提案が
昨日既に1本登っている大野氏から提案 されるが、本気ではなく、僕たちはもう登ってるからねえということを
言いたいようだ。
2週間前の雪辱?、再びのネルトンは大分発達した姿で迎えてくれたが、もうこれでもか、トホホという位ビ
ショビショ。
オーダーは大野、須藤、廣川と長谷川、岡田の女性組。トップは大野、長谷川 で固定。私はカメラマンしてま
したが、雪でレンズはすぐぬれるし、しぶきは跳ねるしで、散々でした。
雪も本降りで時折小さいスノーシャワーがでてましたが、ネルトン落ち口は傾斜も落ちて次の段まで奥行きも
あるので、少々の降雪では大きな雪崩の心配はないです。
1P目、ナメ状の50〜70度45m。左側の岩にボルトあり。
2P目、段状で所々76度位。上段取付きには残置はなく、一段上がり、足元の草付に雪が乗ったところを左
に岩が出ているところにトラバースするとボルトがばっちり。
3P目、大野組は右寄りにでて弱点をついて登る。長谷川組は直上。なお、時間節約のため、3P目下部を除
き、大野組はランナーのアイスピトンは全て残し、後続もランナーとして使用した。
懸垂も雪と水でビショビショで不快この上ない状況でした。20センチを越える降雪で、林道が通れるかどう
かが不安。私は弟から買ったエスクードのチェーンがうまく付けられず、おそるおそる帰りました。
核心部は帰りの林道でした。でも車で事故でもおこせばゲートに再び完全な鍵がかかる可能性も高いので、皆
さん、運転は慎重に発電所の人に怒られたら表向きは神妙にしておきましょう。
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