はりま山岳会/山岡人志、塩飽山の会/川井秀哉
< 記 録 > 山 岡 人 志
<山行日> 1998年12月29日(火)〜199年1月1日(金)
山域 :南アルプス
ルート :三峰川岳沢〜戸台川舞姫の滝
メンバー:山岡人志(リーダー、40歳)はりま山岳会(兵庫労山)
川井秀哉(39歳)塩飽山の会(香川労山)
報告者 :山岡人志
行程 :
12月28日(月)夜中に車で着き、林道終点手前で仮眠
29日(火)林道終点手前〜岳沢越〜岳沢入り口〜F4手前台地
7:30 11:30 12:10 17:00
30日(水) F4手前台地〜F9上部〜大仙丈岳〜仙丈岳手前のコル
7:30 12:30 16:00 16:40
31日(木)仙丈岳手前のコル〜仙丈岳〜北沢峠〜丹渓山荘
9:00 9:15 11:00 13:00
1月 1日(金)丹渓山荘〜舞姫の滝〜丹渓山荘〜戸台
6:30 7:00~11:00 11:45 13:45
岳沢へのアプローチは、以前、林道終点からすぐのところにある沢の分岐から尾根に入って
迷い敗退した経験があるので、今回はずっと沢沿いのルートを行きました。今年は水量も少な
く、岳沢越手前の倒木に苦労させられた以外は問題ありませんでした。
雪もほとんどなく楽なアプローチでした。この日のうちにF3を越え、F3とF4の間の右岸の台
地でテント泊としました。先行パーティがいたようでF3を巻いているトレースがありました。
翌日は、F4を越え、そうめん流しも快適に登って仙丈岳付近まで抜けました。ラッセルはほ
とんどなかったのですが、荷物が重く、荷上げとそれを運ぶのに疲れ時間がかかりました。
仙丈岳からは北沢峠を経て丹渓山荘まで行き、戸台川でのアイスクライミングを続いて楽し
みました。当初の計画では、1泊2日で上まで抜けるルートを取る予定でしたが、2人とも疲れ、
舞姫の滝の日帰りクライミングに変更しました。
舞姫の滝はF2の氷もかろうしてつながっている程度。F3に至っては下までつながっていませ
んでした。F3はリードでは支点がとれないので、左岸を巻いて登り上で確保しながら降りて登
り返すという方法を取りました。
オクトパシーほどではないのでしょうが、不安定にたれたつららにバイル1本でぶら下がっ
て登る場面もありました。ブライダルベールの2ピッチ目より困難なクライミングに感じまし
たのでこの数mはVI級プラスくらいあったかもしれません。
でも、氷を大分たたき落としてしまいました。すみません。日本でもオクトパシーのような
ルートがいくつかできるといいですね。
氷の状況ですが、岳沢は一部の小さな滝(F6?)を除いてすべて直登できます。一応マルの
状態ですが、水がしたたっているところが多く、柔らかくてもろい氷です。舞姫の滝は上に報
告した通りペケの状態で、まだちゃんと登れる状況ではありません。
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