JECC/大野、清水♀、風来坊/松永、都庁山岳部/吉川
< 記 録 > 廣 川 健 太 郎
<山行日> 1998年9月5日(土)〜6日(日)
9月5〜6日で唐沢岳幕岩に行ってきました。
@ 広島ルート 廣川(JECC)、大野、松永(風来坊)
A 大凹角ルート 清水♀(JECC・安平路)、吉川(都庁山岳部)
@ 中年トリオパーティ
広島ルートは取付き10時半の遅い取付き。最後、松の木バンドから40mを登り、あと1P半を残して日没。
バンドまで下って翌朝ユマーリングも考えたが、もし雨が降ったら、それも大変だろうと、中途半端な外形した
バンドの残置ピトン1本にピトン3本、ボルト1本、カムと潅木で支点を補強、唐幕では初めてのビバークはず
り落ちながらの結構惨めなものとなりましたが、雨が降らなくて幸いでした。
人工のピッチは支点はしっかりしていたが、フリー混じりのところが中途半端でいやらしく、特に中間バンド
下のルンゼ状はトポにはピトンが少ないとは書いてあったが、本当に少なく、しかも、今シーズン雨が多いせい
か、水が抜けておらずビッショリで黒いコケ状がヌルヌル。悪場に強い大野氏でもとても登る気がせず、左側の
カンテ状を巻くように登ったが、これも部分的には結構悪かったです。
A 親子パーティ
大凹角ルートは4時間位で簡単だったとの報告。吉川君は清水さんの長男と同い年。でもツルベで登った由。
広島パーティが降りてこないので、6日、廣川を加え畠山に行く予定だったのだが、健気?にも大町の宿でハン
グの練習をして待っていてくれた。
5日、午前10時10分から30分の間、地震が3回あり、うち2回が山鳴りで本当に音がした後、C沢を始
め、各所で大落石があった。その後もお釣りの落石の音が断続的に聞こえていました。
6日は結局中途半端になったので、岩小屋で白飯をたいて、大町の大野家の山荘で作った苦瓜、キュウリにソ
ーセージ、さつま揚げのチャンプル、更に塩辛、カレーを各自お好みのおかずタップリの遅い朝飯を食べ、ビー
ルと焼酎を足元に影響がない程度に飲んでから岩小屋を後にしました。
下山してからも、大町市民浴場(市民200円、市外300円)に入り、大野家山荘で大野さんのお母さんの
料理とビールで楽しく寛いだのち、夕方まで一眠りし帰路につきました。水一滴が貴重品、ずり落ちながらの前
夜のビバークと降りて来てからの差が非常に大きかったですが、楽しい週末でした。
来週は飛び石を連休にして丸山東壁に行く予定ですが、位置的に近いので同じ地震で何かあったか?、行かれ
た方がいたら情報を下さい。
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