日本医大山岳部/長汐千秋、安藤岳史
< 記 録 > 長 汐 千 秋
<山行日> 1998年8月12日(水)〜13日(木)
8/11の夜に登山口(299号沿いの民宿「登人」の少し志賀坂峠よりから右に入って少しです。)
の脇の車道(行き止まりです)に車をおいてテントを張り、翌日、その翌日と登りました。両日とも午
後から雨で、大して登れませんでした。登ったところは
8/12 ローソク岩東面 チムニールートV+、正面ルートV+(「関東の岩場」による)、三峰(
ルート名不明)1P。
8/13 中央稜下部上部(下部はクラックルート)。
メンバー;長汐千秋(6年)、安藤岳史(2年)
以下有用と思われる情報を書いてみます。
@ 登山口から沢沿いに登るのですが、水流は結構下で消えてしまいます。日本登山大系に書いてある沢
沿いの幕営地はよくわかりませんでした。登山口から30分ほどの登りでローソク岩方面と股峠方面と
の最初の分岐に出ます。そこからローソク岩までは15分ほどでした。
A ローソク岩の西南の根本にはテントサイトがあり、2〜3張りは幕営可能です。水はないですが・・。
B ローソク岩のてっぺんからは西岳の岩場の各ルートが一望でき、概念を掴むのにとてもためになりま
した。ローソク岩のてっぺんからは南面を歩いて下りられます。
C 8/23放送の日本テレビの24時間生放送の「愛は地球を救う」で足の不自由な方が中央稜を登る
ところを生中継するんだそうです。それで僕たちが入る日の前日に下準備をしたらしく、取り付きには
そういう意味の立て看板が立ってました。そしてぴかぴかのペツルが打ってありました。放送後にこれ
は「ビレイ点などの必要と思われるものをのぞいて」撤去するらしいです。だから、放送後もビレイ点
はしっかりしたものが残ると思います。
D 中央稜下部はクラックルートを登りました。中央バンドまで2P、1P目はV〜Wー位のフェースから
クラック、2P目は顕著な20mくらいの凹角でW+からX位。上部はVからWー位、2Pでした。全体
を通して岩は硬く、ビレイ点もちゃんとしてました。易しいですが楽しかったです。終了点は西岳と東
岳の縦走路でした。上部1P目の終了点でビレイしていたら、縦走路にいる人が手を振ってくれました。
E 中央稜の登攀終了後は稜線を縦走して2峰を踏み、3峰手前からローソク岩方面へ下りる踏み跡を下
りました。(「関東の岩場」によれば「下降路」。)結構急ですが踏み跡はしっかりしています。
今回は安藤を本ちゃん風の所に連れていってみようということで行ったのですが、中央稜は適度に易し
く、岩場の雰囲気も明るく、眺めもよく、終了点は頂上の近くということで大満足でした。2日間、岩場
には僕たちだけでした。
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