日本登高研究会/榎本・伊藤・惠川
< 記 録 > 惠 川 佐 和 子
<山行日> 1998年7月19日(日)
登高研/惠川です。谷川一ノ倉凹状岩壁へ行ってきましたので報告です。
当初、この3連休で甲斐駒黄蓮谷へ入渓する予定でしたが、メンバーの仕事の都合で連休が取れず、
ワンデイクライミングとなりました。
7月18日(土)渋滞で22:30ころ出合駐車場ほぼ満車の状態。
7月19日(日)4:40テント場出発
メンバー:榎本・伊藤・惠川 (日本登高研究会)
天候:曇り、風が吹くと寒い、稜線は一日中ガスの中
雪渓の状態は先の木下さんの報告どうり。木下さん、お怪我は大丈夫ですか・・?以前7月に来た時は
出合近くまで雪渓があったのに今回の少なさには驚いた。やっと雪渓にたどり着き、左から上がろうとし
たけど薄そうなので、また河原にもどり右手から雪渓に這いあがる。
帰りには上がろうとした左側の雪渓は大きく崩れていた。無理して渡らなくて本当に良かったと思った。
テールリッジを登っていくと、先行パーティーが3パーティー。聞くと全て雲稜第一とのこと、私たち
が4パーティー目でその後来たパーティーも雲稜第一。この日は雲稜第一大人気の日だった。しばらく悩
んでいたようだが、結局4パーティー雲稜第一へと向かっていった。奥壁は私たちだけかぁ・・と思って、
支度をしていると、ぱらぱらと登ってくるパーティー。
雲稜第一/4P
中央稜/2P
南稜/2P
中央カンテ/2P
凹状岩壁/2P
ざっとみたところこんな感じ・・
7:10トップで取付く。3人なのでリードは私がさせていただきました。2ピッチ目を登り終えたと
ころで、声をかけられる。誰かと思ったら、どんぐりの坂上さんでした。坂上さんは中央カンテを登攀。
手が治ってよかったですね!
3ピッチ〜5ピッチと特に問題なくザイルを延ばす。
6ピッチ目、カンテを乗り越して脆い凹状と言うところが、少々浮き石があって気を遣った。草付きの
壁を登って最終ピッチ。ちょっとかぶったクラックからスタート。岩も硬く、快適。かぶっているけれど、
ピンも直ぐあり、ガバもあり思い切っていける。「登ってる〜」という感じがした。終了時間11:00。
下降は北稜下降。懸垂は特に問題なかったが、大きく口を開けたシュルンドを下に見ての長いトラバー
スルートはあまり気分の良いところではなかった。
ユテルメが一杯で待ち時間15分。仕方なく奥利根館で1,500円のお風呂。出ると雨が降っていた。
ちょっぴり寒い・・。生ドラを買おうと思ったけれど、20:00には店はしまっていました。一日だっ
たけれど、谷川で楽しいクライミングが出来てみんな大満足でした。
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