タイ/プラナン(PHRA-NANG)

登稜会/長嶋、長澤


< 記 録 > 長 嶋


<山行日>     1997年12月29日(月)〜1998年1月2日(金)

”いやぁ、、見事にやられたなぁ”(^^;;;

 全くをもって 平気でボってくるもんだい。今回のツアーの最終の食事だというのに、、、シラけてしまうm(_ _)m 
何が2500バーツだ?? ふざけんなよ!! どの面下げてこのクソまずいメシにそんなに払う馬鹿がいるんだ!!

 今 家に帰ってきて作っているレトルトのタイカレーの方が、よっぽどウマいぜ!!。参ったよ。大体タクシーがわ
ざと間違えてこんなレストランに連れてきたんだから始末が悪い。テメェらグルだな!!

 道が違うと思ったときに、もっと強力にアピールして殴ってでも止めさせれば良かったな。(^◇^)ハハハ タイまで
来て殴るのもナンだしなぁ。(^^;;; バンコクはひどい所だなぁ、、、 ホントに、、まぁ、思いだせば我ながら甘か
ったし、、けど、楽しかったけどね。(^◇^)ハハハ

 今年の年末年始は、タイのプラナン(PHRA-NANG)でクライミング。日本は雪も安定しなさそうだし 氷もイマイチ、早
々に見切ってしまった。チケットも取れたし、休みも取れた、、もう行くしかない。(^^)/

12/27

 成田14時集合。30分遅れて到着。意外と混雑していない。既にカウンターに着いているとケータイに連絡があったの
で、パートナーの長澤君を探してみる。ちょいと待ち合わせが早すぎたようだ。(^◇^)ハハハ

 持て余した時間を なんとかやり過ごし、18:20 NW27で バンコクへ、夜中にバンコク着。一国の首都の空港にしては
お粗末。ホノルルより小さいくらいかな? その日はそのままホテルへ。(ビザは不要 団体送迎バスは空港を出て右側
にある。)

12/28

 送迎バスにて空港へ。9:00 TG921で一路プーケットへ。これまた情けない国際空港だ。空港はプーケットタウンから離
れているので辺りには店なども見当たらない。(j_j)シクシク プーケットからはどっちに行ったら良いのか良く解らない。
(j_j)シクシク (いい加減だ!!)タクシーを探してウロウロしていると、怪しげなヤツがタクシーを手配してくれると
いう。1800バーツ(1バーツ3.5円位。現地だと1バーツ2.5円位で買える)とかなりボラれたが、ナンとかアオナン(AO-NANG)
に到着。(バスだとプーケットタウンからクラビという町まで80バーツらしい)タクシーは時速120キロくらいでバンバン
飛ばし、遅い車はクラクションを鳴らしてバシバシ抜いていく。これが、対向車が居ても追い抜いていくからたまらない。
まるでカーチェイス。それでも2時間ちょいかかった。途中には石灰岩のかぶった岩塔が、手付かずでたくさん転がってい
る。(^^;;; 周囲はジャングルやゴムの木がある。途中に路線バスが道からはみ出ていた。あんなにカットべば、バスの事
故も 当たり前だろう。

 そうそうレンタカーは空港のすぐ近くにある。左側通行、右ハンドルなので、運転できないこともない。ただ、みんな凄
い運転をするので覚悟は要るかも。空港からアオナンまでは、信号が2回くらいしかない。標識は一応ちゃんと出てる。ア
オナンに着くと、くそデカイ壁がドンと構えている。(たぶん明星くらいのスケール)それに物凄いハング!!。
”凄そう!!”そこから PHRA-NANGまではボートで行く。ちっちゃなボートにいいかげんな船外機をつけた、なさけない
ボート。これも怪しげなオヤジが現れて、二人で400バーツも取られてしまったが、ナンとかPHRA-NANGに到着。

 白い砂浜、青い海、やしの木が生えてニョキニョキした岩塔が、あっちこっちに見える。全く楽園だ!!(^^)/ ”すん
げーー所だなぁ、、もうサイコーー(^^)/”さぁて、バンガロー探しだがさすがにベリイハイシーズンというだけあってど
こもかしこも満室。汗みどろになりながらやっとこさView PointBangalow(TEL +66-1-2284115 バンコクで予約を受けてる
様だ)でレンタルテントを探してそこに収まる。15;00過ぎに遅い昼食。おいしい(^^;;; 何たる幸せだろう。SINGHAビール
が腹に”グっ”とくる。

 時間もあまりないので、昼食後はトポを"KING CLIMBERS"で仕入れ(250バーツ)、壁の見物に行く。夕食も幸せ状態でとっ
てもうまかった。(^^)/ 二人で目一杯飲み食いしてだいたい400バーツくらい。めちゃ安い。テントはかとりせんこう(現地
調達できる)炊きまくりで蚊は退治したものの、発電機の音がうるさい。(j_j)シクシク

12/29

 "ONE TWO THREE"エリア。浜から登る場所で、一番取り付き易く人気のエリアである。隣の"MAUI YHAI"エリアと共に講習会
なども多いようである。まずは手始めにとここをやってみることにする。

 【LONG LIVE THE HERM】(4,2bolts,1thread,8m) Frenchグレードに馴染みがないので一番簡単そうなのからトライ。
ふうん?って感じ。最後のピンはしっかりしており大抵2本は打ってある。カラビナが残置してあるので、テンションで下りて
こられる。他のルートも 同様なので、マルチでもやらない限り、懸垂下降はしない。ボルトはペツル。(変な形のもあるが
、、一応ペツルなんだなぁ)あとは岩の形状を利用したスリングばっかり。支点間隔は広めなので慣れるまでは怖い。

 【BE CAREFUL】(6B,2bolts,6m) デシマルでは5.10ノーマル位。かぶっているがガバばっかり。ホールドを間違えなければ、
問題はない。

 【CASH FLOW】(5,3bolts,10m) この3本のなかでは一番まとも(^◇^)ハハハこの短いのを3本続けて取り付く。Frenchグレー
ディングが良く解らないが、体験しながら学習。全てオンサイト。長澤君は、【MAKE A WAY】(6B,11bolts,24m) から登り始
め。続いて

 【SHOT & SAVAGE】(6B,2bolts,6m) 細かい???

 【GIGGERIG FOR CLIMBING】(5,4bolts,12m) ななめにガバが続いている。取り付きは 海の侵食のおかげで、他のルートと
同じで ドッカブリ!!

 【LING NOI(LITTLE MONKEY)】(5,3bolts,10m) 簡単でおもしろい。(^^)/これも3本続けてなんとかクリア。傾斜は90度から
最高で110度位かな?石灰岩独特の大ガバばっかりで、大胆に登れる。

 【WE SAD】(6A+,7bolts,25m) 顕著なでっかい”うんこ”(にしてはでかいなぁ??(^◇^)ハハハ)から始まるお手軽な人気
ルート。いきなり”うんこ”に抱きつくようによじ登り、そこから10メートル位のランナウト。25メートル目一杯は すんごく
長く感じる。

 【KRATOY(LADY BOY)】(6C,6bolts,1thread,26m) くそデカイ”あな”までノーピンで15メートルくらいランナウトから始ま
る。結構悪い(というより怖い)。穴から這い出すと”あな”の上のヘリを左に空中に飛びだすように左にトラバースして這い
上がり、また右にトラバース。そのまま直上。でっかい ”背びれ”みたいな所が悪い。抱きつくような、、、まとわり付くよ
うな、、ぐいっと挟み込んで、、そんな感じで登る。5.11aくらいかな?? 長くてめちゃくちゃパンプ。持久力無いなぁ(^^;;;
 おっこちまくりでナンとか抜ける。テンションで下りてくると、壁か らかなり離れてしまう。スゴク楽しいルート。

"LOW TIDE WALL"エリア "ONE TWO THREE"から、海辺をかなり歩く。潮が引かないと行けないエリア。途中不気味な黒いナマコ
がいっぱいいて 気持ち悪い。(j_j)シクシク もっと先には"HUECO WALL"というぐにょぐにょの壁もある。

 【A WALK IN THE PARK】(6A,1bolts,3threads,15m) 壁全体が素晴らしく奇麗な中、左の端っこにある、みそっかすルート。
(^◇^)ハハハ 結構”スベスベ”したホールドが悪い。

 長澤君は【THE NARSILION】(6C+,9bolts,22m) 取り付く。ひどく良さそうなルートだが、先ほどの6Cに懲りた私は、既に取
り付く元気がなかった。

 【DEFINATELY MAKES YOU WHIMGE】(7C,12bolts,1threads,30m)に取り付いている人が居て、圧巻だった。壁の真ん中をドヒャ
ーーーぁっと登る長く素晴らしいルート。カンバンルートだろう。こんなの登れたら気持ちイイだろうなぁ。5.12+位。まだまだ
道は遠いですなぁ。(^^;;; 登ってたオヤジはクライムダウンも凄く上手かった。 

 【LOW TIDE】(6B,7bolts,20m)(6B,9bplts,25m)のマルチのルートも有るが、順番待ちだったのでやめにした。その日はレンタ
ルテントに再度収まる。

12/30

 "DIAMOND CAVE NORTH FACE" 今日こそはバンガローを手配しようと、とりあえず近場に行く。壁はあまりメジャーじゃないら
しく人がいない。我々のバンガローエリアのとなりにあるダイヤモンドケイブバンガローの裏に有る。DIAMOND CAVEは巨大な鍾乳
洞で、どこまで続いているのは良く解らない。

 土地の人間に聞いてみたら、裏側まで抜けていると言っていたが、嘘っぽい。ホントかなぁ??

 【KEEP THE JAM MAN 1st pitch】(6A,3bolt,4threads,tree anchor,20m) 6Aにしては結構きつい。途中のバンドに有る木でピ
ッチを切る。

 【KEEP THE JAM MAN 2nd pitch】(6A,2bolt,2threads,15m) バンドからハングを乗越し、そのままフェイスを直上。猿(??)
が向こうの山の中で 何やら騒いでいる。本当は 3ピチ目があるのだが、7A+のすっきりと(手掛りが、、)何もないフェースだ
ったのでそのまま割愛して懸垂下降した。(^^;;;

 9:30に一旦Veiw Pointに戻り、バンガローの受付前で、チェックアウトをただひたすら待つ。ビールをのんだり子供と遊んだり
して1時間程待つと、ダブルの部屋が空いたので、すかさずそこに移動する。男同志できもちわるいがテントよりはベッドの方が
広いので、よっぽどまし。(^◇^)ハハハ もちろん二人とも”ソノ気”はない。(ホントだよ)

 部屋には手動水洗トイレと水シャワーが付いている。一泊600バーツで、宿泊代は毎日その日の分を支払う。オフシーズンは150
バーツ位らしいが今はめちゃハイシーズンなので高い。

 ちなみにYAYAやDIAMOND CAVEは 700バーツだった。昼食後は半島の丁度反対側の”アンダマンエリア”にぐるっと回って向か
う。途中のライレイビーチにはトップレスのギャルがたくさん居るので楽しめる。(^◇^)ハハハ 意外と外人(??)も胸は小さ
いんだなぁ、、、でっかい人はべろんとしてるけど、、、m(_ _)m と、学習する。

 (^◇^)ハハハ ライレイビーチのはじっこからは、急な登りの踏み跡をたどる。20分位歩くと "DUM'S KITCHEN" "ANDAMAN BE
ACH"と 白い砂浜沿いにエリアが並んでいる。むちゃくちゃ日当たりが良いので、暑くてとても登る気にはとってもなれず、その
ままビーチで昼寝を決め込む。(^^;;; 15時位には寝転がっているのも飽きてきたので、もっとビーチの先に有る"SLEEPING IND
IAN WALL"を目指す。

 ブルーのトイレが何故かジャングルの中に忽然とあり、そこからトレースを辿るが途中でわからなくなる。おまけに回りには”
トゲ”のある木が生えているので ヤブコギは痛い。(j_j)シクシク結局 ドロドロ汗まみれになってビーチまで引き返す。”ひ
でぇ目にあったなぁ” 仕方がないのでもっと先のエリアに行く。

 "MELTING WALL"エリアビーチの本当に終わりの方から急登をたどり、"FIRE WALL"から基部を左にトラバース。景色が良いらし
い。この辺は 午後は日陰になるようだ。

 【CAPTAIN HOOK】(6B,4bolts,1threads,19m) まんなかのルンゼっぽい場所を登り、”うんこ”にからむ 楽しいルート。
(^^)/ 人気ルートの様でお勧めです。

 長澤君は【BONE SWA】(7A+,4bolts,15m)をオンサイト。いきなりランナウトが凄く怖そう。(@@^)でも おもしろそうでも有る。

 【RIGHT HAND OF BUDDHA】(6B,4bolts,15m) も、長澤君が取り付く。【CAPTAIN HOOK】のすぐ右側にある。かなり悪いみたい。
他にエリアの右端に有る【THE SMOKING ROOM】(6B+,7bolts,20m)も面白そうだ。かわいい姉ちゃんのいるファミリーパーティー
がずっと取り付いていたので、見学しただけで時間切れになってしまった。(^◇^)ハハハ

 バンガローまでの帰りは 潮が引いたので海沿いを歩いて帰れた。30分くらいかな??海は500メートル位彼方まで引いて行っ
てしまっている。物凄い干潟だが、サンゴ礁なので歩きづらい。

12/31

 "THAIWAND WALL" ライレイビーチを昨日とは反対の方に行ったところから、トレースを20分位登る。眺めがむちゃくちゃ良い。
午前中は日陰になる。(だんだん学習してきたぞ!!) 全体に大降りの岩構成で、クソでかいハングが上からおおいかぶさって
いる。プラナンの眺めがとっても良い。

 【ORGAN GRINDER 1st pitch】(5,6bolts,15m) 壁がでっか過ぎて良く解らないので、最初に簡単そうな所を登ってみる。2ピッ
チ目は6Cらしいのだが、良く解らなかったので取り付かなかった。

 【FIT TO BE THAID】(6A+,9bolts,25m) ちょいと上に登り右にトラバース(結構怖い)したところから取り付き。エリアの右
の端の方。海の上に張りだして 高度感抜群!!! 適当なガバが続きすんごく楽しい。超オススメ!! 我々は9時位だったの
で空いていたが、後で見てみると果てしない順番待ちになっていた。

 【MONKEY LOVE】(6B,7threads,25m) なかなか面白い。見た目よりかぶっていて、ランナウトも多い。スリングなのでテンショ
ンしたくないし、、怖かったが面白い。5メートル位かぶってかつ横に動いてしまうのでフォローしないと回収は難しい?

 長澤君は【OUT OF STICKS】(7A+,8bolts,1threads,25m) 【MONKEY LOVE】の右側をダイレクトに登る。かっこ良い。

 【LIVE & LET THAI】(7A,6bolts,3threads,25m) 見た目ほどホールドは少なく無いようだが、かなりかぶっている。このエリ
アは ピッチが長いので 50メートルザイルではルートが限られてしまった。マルチピッチは4から5ピッチ位のがあるが、どれ
も60メートルザイルでないと懸垂できない。壁がハングしているのでロープが足りないと空中でどうにもならなくなってしまう
??(そういう人々がいたので、思いっきり笑ってしまった。(^◇^)ハハハ もちろん本人達は真剣だろう、、)

 このエリアは人気が有るようで 順番待ちも結構有る。腹が減ってきたので壁から離れると、雨が降っていた。(壁の近くでは、
壁がかぶっているので気が付かない)

 WEE'S PRESENT WALL"エリア "THAIWAND WALL"から帰り際に雨宿りついでに登ってみた。

 【SAME SAME,BUT DIFFERENT】(6B+,4bolts,2threads,20m)を登りたかったが、いきなりランナウトで厳しいムーブなので怪我し
てもなんなので くやしいが断念。

 【HELLO CHRISTINE】(6A+,4bolts,1threads,20m) 左端の汚いルート。(j_j)シクシク 根っ子がたくさん生えていて気持ち良
くない。珍しく不当り。

 長澤君は【SHIT REST DAYS】(7A+,6bolts,25m)をやるが、m(_ _)mって感じの様だ。あんまり良くないチンケなエリアなのでし
ょうね。人も居なかったし、、、"MAUI THAI" メシを食ったら"ONE TOW THREE"の隣の近場に行く。いつもの如くかなりの混雑。
クライミングを見物に来る人も多い。

 【NAM DTAH SEE SOM(ORANGE TEARS】(7A,5bolts,1threads,13m) 厳しい(j_j)シクシク。一本位は 7Aを、、、と思っていた
が、すでに楽する身体になってしまった(^◇^)ハハハこのあといきなり夕立となりびしょ濡れ。適当に見切ってバンガローに戻
る。夕食は隣のバンガローのレストランで、カニを食う。うまかった(^^)/ 知り合いの高橋さん一行とも偶然会う。やはりバ
ンガローにありつけなかったらしくテントの様だ。この晩は”大みそか”ということもあり、夜更かし。ライレイビーチの方ま
で行ってみる。新年と共に花火が上がった。(たぶん日本製だろうなぁ(^^;;;

1/1

 "ONE TWO THREE" 昨晩の夜更かしを言い訳に、ゆっくりとして近場に行く。【MASSAGE SECRETS 1st pitch】(5,4bolts,12m)
 珍しく空いていたので、ずっと気になっていたマルチをやることにする。最初はむちゃくちゃ簡単。

 【MASSAGE SECRETS 2nd pitch】(6A+,6bolts,18m)

 【MASSAGE SECRETS 3rd pitch】(6A+,1bolts,1threads,10m) 長澤君は2ピッチ引っ張ってしまう。 (俺の分が、、、(j_j)シ
クシク 3ピッチ目のハング越えが 楽しい。(^^)/高度感もそこそこ。お勧めルート。他に長澤君は【QUARKZ】(7B,3bolt,13m
) 【WE SAD】(6A+,7bolts,25m)をやっていた。"MUAI THAI" 

 【MUAI THAI(THAI BOXING)】(6B+,5bolts,1threads,15m) これも珍しく空いて居たので取り付く。多分超人気ルート。見た目
よりむちゃくちゃ面白い。(^^)/自分の又越しにビレイヤーが見えて、ゴキゲン。(めちゃかぶり)もう ”うんこ”大好きに
なってる。(別にスカトロの趣味はないが、、、)それも極太のヤツ!!!(^◇^)ハハハ ナンだかきたねーーな!

 【NUAT HIN(MASSAGE THE ROCK】(6A+,5bolts,1thread,15m) ホールドを間違えなければ簡単なのだけど、間違えた私はテンシ
ョンが入った。(j_j)シクシクくやしい!!

 長澤君は【PATTICA SAMUPADE】(6B+,4bolts,2threads,13m)を 6とは思えない凄いムーブで抜けていく。パワフルなルートの
様だ。"THE KEEP"エリアに だんだん人も増えてきたので 移動する。海際からちょいと上がった場所に有る。岩場に下りると
ころのフィックスが怖いが、こんなモンかな? 行ってみると日本人クライマーばっかり!!
(^^;;; どこナンだぁ??ココは??

 【MONKEY'S BUM】(6B,3bolts,4threads,20m) 取り付く前に虫よけスプレーを掛けたらそれが良くなかった。どうやら虫よけ
スプレーに集まってくる虫がいる様で、身体中がかゆい。(j_j)シクシク たまらなくなってテンションかけながら身体中をかき
まくるが 汗と混じってベトベト。もう死にそうな位きもちわるい。下では長澤君もビレイしながら悶えている。

 ルートは長くてすこぶる快適なのだが、、、この後 ”もう帰る”という長澤君に”ほんとに帰っちゃってイイの?”とカマ
かけたら、半ば意地になって 【TONGUE THAID 1st pitch】(7A,6bolts,2threads,20m)をやる。しかし他の人はまったく涼しい
顔で登っている。”クソッ!! 虫よけスプレーめ!!”この後はバンガローにそそくさと引き返し、シャワーを浴びた。

1/2

 "DUM'S KITCHEN" 最後のクライミングの日。再び楽しい楽しいトップレスギャルエリアを通過し、、(^^;;; 今日は潮の具
合か、海を歩いて行けた。潮の具合を良く把握するのが、楽するコツの様だ。エリアは 薄っかぶり。

 【PAHN TAALOD(ALWAYS PASS)】(6A,2bolts,3threads,15m) 一番簡単そうなヤツ。短いが面白い。

 【ROD YAAK(Difficult to Pass)】(6B,1bolts,5threads,15m) もう少し左のぐるっと回るヤツで割りかた厳しい。ルートを
間違えた私は かなり阿呆です。(^◇^)ハハハ 一方長澤君は【THE LION KING】(6C+,5bolts,12m) という素晴らしくカッコ
よいヤツに挑む。レイバックで気持ち良さそうに見えるが、やってるほうはかなり厳しいようだ。だいたいレイバックはそうい
うもんだよなぁ、、(^^;;;

 "TON SAI BAY / ANDAMAN BEACH" すぐ横のめちゃルーフのエリアに移動。この間は暑くって登れなかった所。今日は学習し
たので 午前中にやって来たわけだ。(エライ!!)

 【STALAGASAURUS】(6A+,4bolts,13m) むちゃくちゃ楽しい(^^)/ 順番待ちも多い。東南アジア系のイケイケギャルが、う
んこと壁の間に挟まり 外側を向いて(壁を背にして)登っている。 変なの???(^◇^)ハハハ でも、待った甲斐があると
いうものだ。すこぶる良いルート。丁度海が満ちてきたので、下りるとそこは海の中って感じだった。靴を脱いでほうり投げ、
”やっほーー!”と大騒ぎしてぶらんこのように振られて楽しい。(^^)/ 辺りの連中は呆れて笑っている。(^◇^)ハハハ

 一方長澤君は【LAL BAB】(7A+,6bolts,14m)【TIDAL WAVE】(7B+,5bolts,10m) と、すんげー所をトライ。合流した高橋さん
、松浦さんと共に真剣にやっている。要するに私だけ登る意欲がまるでなし。(^◇^)ハハハ いいの、いいの!! 

 楽しければ!!(^^)/"FIRE WALL" 昼食後昼寝をし、海で適当に遊んだ後にボチボチと行くことになる。途中素っ裸になり
葉っぱで隠して”アダムとイブ”して写真を撮っている一団が居た。面白そうなので私と高橋さんは”フリチン”で海で泳ぐ。

 変な感じ!? その後は記念(??)撮影をして、、

 【THE GROOVE TUBE】(6A,11threads,25m) 右のはじっこの、快適なガバルート。落ちようと思ってもなかなか落ちられない
のでは??(^^;;;

 【WHITE HUT HERNIAS】(6B+,3bolts,3threads,16m) もう少し左に有る、カンテからフェース。気持ち良いが、途中が結構
怖い。(j_j)シクシク

 一方 長澤、松浦は【FIRE STARTER】(6C+,5bolts,2threads,16m) 【BURNT OFFERINGS 1st pitch】(7A+,8bolts,13m) と、
果敢に取り付く。最後の7A+は ハングのルーフを豪快に越えていく。長沢君いわくは ”今回で一番面白かった!!”最後に
ふさわしい様だ。かなり奮闘していた。時間がかかりそうなので私と高橋さんは暗くならないうちにライレイまで戻る。帰りが
けに"KING CLIMBERS"に寄ってキングと話してTシャツなど買い込む。

 とっても人懐っこく面白い人だった。ギアはほとんどここで揃いそうだが、売りきれてしまえばそれでお終い。(^◇^)ハハハ
やっぱり持参するしかない。

1/3

 もうクライミングはおしまい。帰らなくてはいけない。なんだかあっというまに日にちが過ぎてしまった。アオナンまでのボ
ートに乗り込み、見納めのプラナンを後にする。今度はボられずに一人30バーツ。アオナンから空港まではまたもや白タクで
1200バーツに負けさせた。段々学習してきたなぁ。(^^;;; 空港近くの現地民用の食堂でチキンカレーを食べる。二人で飲み物
込みで60バーツ。本当はこのくらいの値段ナンだよね。その日は午後の便 15:10 TG212でバンコクへ。

 夜はタイシャブとタイマッサージをやってみる。マッサージは 疲れが取れるかと思ったら どぉーーーっと 疲れが出てき
た。(^◇^)ハハハ

1/4

 折角来たのだからと、バンコク観光の日。エメラルド宮殿で初詣。そのあと寺院めぐり。チャオプライヤ川はむちゃくちゃ汚
い。町中とっても臭くて、たまらない。オマケに嘘つきがたくさんいる。このあと一頻り遊び回って 前述のイカサマディナー
へ。

1/5

 早朝 3時起床で エアポートへ。6:00 NW28にて成田へ。そして帰京。

(^^)/ ホゲホゲアドバイス(^^)/

1 ロープは60メートルが良い。ピッチもほとんどがロープピッチで切った様になっているので、足りないときつい。砂や泥が
 下地なので必ずロープバックに入れる。浜辺で寝っ転がるのにも便利なのでシートも欲しい。現地人はゴザを使っていた。
(どこで売っているのは 解らなかった)

2 ヌンチャクはは12個がよい。スリングは古くなっている所も有るので、多少持参したほうが良いだろう。カムは要らないと
 思う。

3 テントが無くても暖かいのでビーチで寝られるが、蚊が多い。シュラフカバーが有ると心強い。かとりせんこうは 15バー
 ツくらい。

4 水は歯磨きと言えどもミネラルウォーターを利用。ボトルで10バーツ。ジュースはペットボトルで40バーツ。食事はビール
 も適当に飲んでも一人当り200から300バーツくらい。オープンエアーのレストランがある。

5 日照や潮の状態をうまく利用する。この時期は暑いので上半身は肌かで充分。すぐに海に入れるように海パンが良い。

6 クライマーズショップがいくつかあるが、物は余りない。ギアは持参したほうが無難。マーケットは三個所くらいあるが、
 たいしたものはない。

7 多少はボられるのは覚悟。バンコクは無法地帯。その割には禁煙だったりして、、居心地が悪い。

 思い付きで行った割にはとっても楽しかった。今回は 5.10程度の簡単なものばかりだったが、充分に楽しめた。今度行く
ときには7B位は登りたいものだなぁ。また開拓する気になればいくらでもルートが作れそうだ。

 今のところルートは全て岩の弱点をついている、とっても理に適ったものばかり。料金は渡航費と現地での費用、お土産ま
で入れて一人20万くらい。もちろんローシーズンに行けば、もっと安く済むだろう。リゾートとクライミングがまとめて出来
るので、なんだか儲けた感じ。

 ダイビングやシーカヤックも出来る。もちろん周辺の島(ピーピーなど)に遊びに行く事も出来る。いろいろやってのんび
りするのならもう少し日数が欲しいところ。

 日にちが解らなくなるので、注意。現地にカレンダーはあんまり無い。トポは現地で簡単に入手可能。私の所に KING CLI
MBERSと PRA-NANG CLIMBERSのトポがありますのでお貸しできます。

 現地の電話は 全て携帯なので、番号はほとんどアテにならない。FAXは クラビの郵便局に一つだけあり、それを全ての人
が利用している様だ。(+66-75-612914) ただ、ちゃんと見ているかは 不明。

      ::☆::    /~~~~\   ::☆::           ::☆::
 /\          /        \   /\        ::☆::
/~~~~\(^○^)/~~~~~~~~~~~ \/~~~~\  
自然を大切に、、、
     とるのは写真だけ、、、残すのは足あとだけ、、、
><><><><><><><~~~~~~~~~~  hogehoge


★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る