無所属/中村洋根、中村尚司
< 記 録 > 中 村 洋 根
<山行日> 1997年6月1日(日)、8日(日)
<場所> 榛名/黒岩北面 <コナーインザスカイ> 35m
このところ土曜、日曜の天気がはっきりせず、谷川に行くチャンスを失っています。アメリカンエイドの
練習に黒岩に行ってきました。
<使用したギア>
キャメロット #2サイズまで
フレキシブルフレンズ 全数
エイリアン 全数
ナイフブレード
アングル #1、#2
フック類
<コーナーインザスカイ>を下から見上げると、スタートから終了まで一応クラックが走っており、又残置
のボルト、ピトンも何カ所か確認できたので、ピトンによるネイリングは必要最小に抑えられると判断し、ア
メリカンエイドスタイルでトライしました。
地上から2〜3mまではフリー及びスカイフックで小さなレッジに乗る。
小さなレッジからは、ややハングしている不連続な浅いクラックとなって、カム及びスカイフックの掛け替え
で5m程度登り、更に左にややトラバースすると上部まで続くコーナーに到達しクラッククライミングが始ま
ります。この部分はややハングしているため、スカイフックの下部が固定されず、ちょっと緊張したところで
す。
コーナーの中間部にややハングした所があり、フリーでの核心部となりますが、これをスカイフック及びバ
ードビークで越えた。
これから以後のクラックは、概ね形状がハッキリとしてきて、カムが良く決まり、傾斜もやや甘くなってフ
リー混じりとなった。上部で発錆のないリングが二カ所出たあと、左のフェースにフリーでトラバースして終
了点に到達する。
クラックはさらに右上ぎみにのびておりピトンが連打されているが、その錆具合からかなり古いものであろ
う。
このルートのランニング用ボルトは上部のリング以外の他に2〜3カ所で少なく、ボルトの撤去跡やピトン
を折った跡がかなりある。と言うことは、その昔はA1、今はナチュラルプロテクションによるフリールート
ということか?
のんびりとやったつもりではないのですが、スカイフックを私としては多用したため、慎重になりすぎたの
か終了点に達するのに一時間半くらいかかってしまいました。
尚、黒岩すべてのルートはフリーのルートでありますから、中止せよとの御意見あればアメリカンエイドの
練習に使う事はやめます。
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