＜山行日＞　　　　　１９９７年５月２４日（土）〜２５日（日）

５月２４日　晴れ

　8:00に旭川を出発上士幌町糠平に10:30、幌加林道に入り幌加川をこえたところで右にはいり川にぶつかって
車を置き、渡渉（膝ぐらいジープなら渡れるがすぐに倒木がある）して歩き始める11:40。林道を1時間、途中か
ら雪上を壁に向かって進み13:00高度1450のポイントにテント設営。

　ここは、壁と糠平湖の眺めが良く、平らで周りにアイヌネギが豊富で最高のテントサイトである。

５月２５日　晴れ〜後ガス

　2:30起床4:10出発。雪壁を400m登り、中央の壁に、李家、藤村は右側を、菅原、藤田は中央に取り付く6:00。
壁の状態は灌木、草が多く、岩は極めて脆く不安定。私たちがアプローチした雪壁も通過後に落石が多く危険
であった。

　ランニングは、灌木、キャマロット（極まれ）、ハーケン（3本に1本は良く効いたように思う）で草付きも
多くすっきりしない3級程度。

　李家、藤村は、途中から左上しピークに出た6ピッチ。菅原、藤村は途中のっこしが越えられず右にいったん
回り込み、後左上し、ピーク左に上がった6ピッチ、巻かなければ4ピッチか？10:20。下りは東稜の藪をこぎ、
途中から3回50m懸垂し谷におりキャンプへ12:10、キャンプを撤収し下り１時間で車につく。

　芦別岳同様で、潅木につかまって登るのが多く岩はやさしい。５月下旬から６月上旬が落石も少なく、アプロ
ーチが容易く、ネギが多くいいかと思う。テントサイトが快適な山。温泉は糠平の湯本館の露天風呂がおすすめ。