攀龍組/漆谷多二男(単独)
< 記 録 > 漆 谷 多 二 男
<山行日> 1997年12月20日(土)〜22日(月)
皆様、こんにちは。漆谷です。
最近はフリーばかりでしたが、久しぶりに山に行ってきました。天気も良く、ほとんどの滝は少々氷結が甘いもの
の雪に埋まることなく、直登できて楽しめました。
12月20日(晴れ後高曇り)
竹宇駒ヶ岳神社(13:00)-黒戸尾根5合目小屋(18:30)
積雪は刃渡りの少し下くらいからあり。5合目小屋は水は作れる位の雪はありました。
12月21日(晴れ)
5合目小屋(5:15)-千丈の滝(6:30〜45)-甲斐駒ヶ岳(13:45〜14:15)-5合目小屋(16:10)
1日で抜けるつもりで出発。トレースをたどり下降。先行の4人パーティーに追いつき一緒に下る。途中凹角のフ
ィックスが見えるのだが、そこに辿り着くのに少々迷った。谷に降り立ち、最初の滝は脇が少し凍っている程度で登
れそうもないので左から巻いて、坊主の滝の取付きへ、4人パーティーはすぐに取付く様子がないので先に行かせて
もらいました。以後先行なし。トレースは前日に同志会の方が単独で右俣に入られていたので、ほぼ残っていました。
坊主の滝は真ん中を登る。氷の下はゴウゴウと水が流れている。最初、遠目に見た時は立っているように見え、こ
りゃちょっと登れるんかいな?と思いましたが、全体的に傾斜が緩く、多少傾斜があるところも氷がステップ状?に
成長しているのでやさしかった。
奥千丈の最初の滝はほぼ完全に出ていた。真ん中は氷が薄そうな上、若干表面に水が流れているので右側の氷が厚
い所を登った。・連曝帯もそれほど雪に埋まることなく傾斜の緩いナメ氷が次々に現れる。インゼル辺りまで川から
水を取る事ができ、しっかり水を汲んで最後まで水切れがないようにできた。・奥の滝はガイド(アイスクライミン
グ)によると左の岩と氷のコンタクトラインを登るとのことだが氷が薄い。よって、少々上部で傾斜がきつくなるが
真ん中を登る。ルート中でここが一番難しかった。
後は前夜の風でトレースがかなり消えていたので、くるぶしから膝までのラッセル。雪は安定していました。最後
は頂上と神社の間のコルに出る。快晴の頂上に人気はなく360度の視界を一人占め。携帯電話(1.2GHz)で留守本
部と家に経過報告を入れる。時代は変ったな、とつくずく感じました。
12月22日(晴れ後高曇り)
黒戸尾根5合目小屋(7:50)-竹宇駒ヶ岳神社(10:50)
MML,ACMLの情報を参考に、小作のほうとうを食べて、富士吉田で馬刺しを買って帰るぞ!と思いながら下山。両方
とも美味でした。
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