日程
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2007年12月31日(月)
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メンバー
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(地球クラブ)山岡人志、(無所属)中井里奈
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記録
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(地球クラブ)山岡人志
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<山 行 記 録>
こんにちは。山岡@地球クラブ(兵庫県)です。
年末年始に、伊豆の南西の雲見崎と海金剛付近で3つの少し冒険的なクライミングを
してきましたので、長くなりますが報告いたします。興味のある方は、時間のあると
きにお読み下さい。
(2)「Surf & Snow」のフリー化を目指したが、、、
日時:2007年12月31日(月)
場所:伊豆、海金剛、北西面
メンバー:(1)に同じ
ルート名:「風に吹かれて」155
m, 6ピッチ、5.9、5時間
内容:
全体としてブッシュや立木が多くあまり快適ではない。しかし、1日でオールフ
リーで抜けるには、丁度良い感じのルートだろう。「Surf & Snow」ルートのフリー化
を目指したが、後半のブッシュ帯から上はルートを間違えたため完遂できなかった。
また、下部も1ピッチ目を除き、ルートが違っているかもしれない。しかし、壁の中
央部を貫くフリールートとしては完成したかもしれない。有持さんに相談したとこ
ろ、新ルートとして発表してはとの言葉を得たので、名前を一応つけた。雲見崎もそ
うであるが、残置のない壁であり、既成ルートにこだわらず、自分なりにどこを登っ
ても良いと思う。
1ピッチ目
(5.9、20 m):山岡リード。
岩がもろく神経を使い、クラックの抜け口で
フォールしてしまう。2回目は問題なくクリアー。クラックを抜けた後、そのまま上
に上がるが、どうもルートが違うようなので少し戻り、残置の古いロープに沿ってス
ラブを左上に上がる。
2ピッチ目(5.8、25 m):中井リード。
少し、右に数メートルほどトラバースしてか
ら右のブッシュにランニングを取りながらスラブを直上。最初のトラバースが悪い。
3ピッチ目(5.5、30 m):山岡リード。
スラブ、立木を交えてほぼ直上。
4ピッチ目(5.4、40 m):中井リード。
ブッシュ・潅木帯に入り、ほぼまっすぐ上がる。
5ピッチ目(5.8、25 m):山岡リード。
白水社の「日本の岩場」のトポだと、
「Surf & Snow」はもっと左の感じであるが、左に2度ほど行ってもそれらしきルート
はないので、仕方がなく直上することにする。ここで初めてピトンを2本使う。
6ピッチ目(5.5、15 m):中井リード。
立木を交えて登ると、壁がなくなってしま い、終了。本来のルートは、どうも、この
右側に回りこんだところにあったようであ
る。2ピッチ目からは、ほぼ下からまっすぐ登ってきてしまったようであった。
下降:立木帯の中をもう50メートル登り、正面壁側から「白波ルート」沿いに下降
した。こちらからの下降のほうが、ブッシュにロープがひっかかりにくく楽だと思
う。4回程度の懸垂下降で降りられる。
使用ギア:カメロット3番まで1セット。ナイフブレード1枚。アングル1枚。スリ
ング多数。
注意:正面壁の「白波ルート」の1ピッチ目には、現在、2本フィックスがある。太
いほうのフィックスは、上部で切れかけているので、テンションはかけないほうが良い。
感想(中井):壁が北西面のため、日が当たらず寒かったが、太平洋をバックに開放
感はあった。ブッシュ・立木の少ないラインをいけばさらにおもしろいと思う。全体
的に傾斜はさほどでもなくフリクションもよかったが、岩が脆いので緊張感がぬけな
かった。
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