日程 |
2006年10月29日(日) |
メンバー |
(同人ルーデンス)池野明子、菅修三 |
記録 |
(同人ルーデンス)菅修三 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
大阪の菅です。
3年前、手を付けたままになってましたP5末端壁の新しいラインを、先週末に仕上げて
まいりました。
尚、下部3Pのブッシュ帯は別にして(分からないので)、露岩部については、ごく一部を
除いてオリジナルでした。
以下、その詳細です。
山域・・・・・頚城・明星山・P5南稜末端壁
ルート・・・・「黄楊好秋(上部右ルート・左ルート)」開拓
開拓日・・・平成15年10月18日・同年11月2日・平成18年10月28・29日
メンバー・・池野 明子 菅 修三 (共に同人ルーデンス)
下部壁
1〜3P目・露岩交じりの急なブッシュ。
4P目・・・やっと露岩に出る。少し登ってから大きく右にトラバース。
5P目・・・更に右上し真下から登って来たルートのビレー点へ。
6P目・・・緩いスラブを5m程で既成ルートのボルトラダーは途切れる。そのまま綺麗なスラブ
をランナウトしながら更に右上し、脆く且つ被った壁を越え立ち木でビレー。
7P目・・・ここからは左上。短い被ったクラックを越えてビレー。
8P目・・・弱点をつきながらもほぼ真っ直ぐ左に大トラバース。最後はクライミングダウンし
ハング下の大テラスへ。
上部右ルート
9P目・・・大ハング右の滑り台状壁を目指して登り、その肩のレッジまで。
10P目・・滑り台状壁を登って、最上部は綺麗な電光状クラックを登る。残念ながら最上部の
電光部分の上部は既成ルートに合流(大ハングルート)。小さなカンテ状でビレー。
11P目・・大ハングルートを直ぐ左に分け、我々は右トラバースから破砕帯のハングを越え
短いクラックからブッシュに入り終了。ハングは流石に人工になったが、それまでの
フリーも含め、短いながら厳しいピッチ。
上部左ルート
9P目・・・大ハング左の易しい凹角を登り、傾斜の落ちた所でビレー。
10P目・・右に展開する大きなフェイスの、右リッジ側に走る逆くの字クラックを登ってリッジ
のテラス出、大ハングルートのビレー点へ。快適。
11P目・・大ハングルートを右に分け、カンテから小ハングをナイフブレード数本の人工
で越え、フェースからブッシュに入り終了。
以上。
下部は傾斜も緩くブッシュが気になりますが、上部は快適な登攀(破砕帯は悪い)でした。
グレードは、岩が脆い部分が多くてよく分かりませんが、最高で10a位だと思います。
この壁の既成ルートとしては、「愛のスカイライン」が簡単快適(?)で、たまに登る方が居られ
るみたいですが、「大ハングルート」の方も作為的な部分が有る物の、難しくいいルートに
見受けられます(特に最上部破砕帯の部分のラダーなんかは・・・)。
PS
あと、まったく別件なのですが、フリーのグレードというものは、カムを噛ましたり、ハーケンを
打つムーブ(?)も含まれてるのでしょうか?
私のような下手っぴんはカムでも大変ですが、ハーケンとなると厳しい体勢で打つ場合も多く、
登るより遥かに難しい事が往々にしてあるのですが・・・。
ご存知の方、御教示頂ければ幸いです。
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