＜山　行　記　録＞

田内(Right & Fast)です。
14日夕方、岳沢入りし 15日、今井（Right & Fast）とコブ尾根に行ってきましたので、
ご報告させて頂きます。
皆様もご存じとは思いますが、岳沢ヒュッテは跡形もなく流され、跡地に小屋番の方々
の努力で、売店（ビール・ジュース類のみ）とトイレ、水場（各有料 100円）が造られ
ていました。
快晴の中、コブ沢をつめるもこの時期にしてはめずらしく立派な雪渓がありました。出
来れば軽アイゼンくらいは欲しいところ。本来の取り付きに入るには、雪渓と岩の間が
広いのでかなり手前より上がる。始めは岩まじりだが、じきに藪をこぐ。尾根に出ても
激藪で今回の核心はココかと思う程でした。
登攀自体は問題も無く快適でしたが、コブの登りに限らず、残置ハーケンが多くもう少
しなんとかならないかと、今井とも話しました。懸垂ポイントも不必要に多数作られ、
残置スリングもゴミのように重ねられていました。
上記の件に関して、私はある程度（極端な話、ビレー点以外のすべて）抜いて、スリン
グも多くて数本にすべきと考えますが、皆様はいかが思われますか？

稜線に上がると快晴のおかげで、劔・白馬三山までキレイに見ることができました。
天狗沢の下り今年は特に要注意です。私たちが下っている時も上部雪渓が崩落しアタマ
大の塊が落ちてきました。しかし、もっとも危険なのは、間ノ沢支流？から天狗沢へ合
流する地点のトラバースで、こちらも上部雪渓がしっかり残っていますし、岩肌には畳
六〜八枚相当の真新しい剥がれ跡もあります。

　　　　　　　　　　　　天狗沢を歩く方は、ご注意下さい。