＜山　行　記　録＞

須藤＠新潟稜友会です。
今日、明星山西壁P２西稜末端壁「春の息吹ルート」近辺の偵察を兼ねて取り付いて
きました。
メンバー：須藤（新潟稜友会）、西川（新潟山岳会）、海老名（無所属）

今年は残雪が多く春の息吹ルート取り付きは20ｍのシュルントの中、回り込んで入れ
るが壁は濡れと汚れで取り付ける状態では無い。
仕方なく雪渓から3m程下りれば取り付ける竜ルートのバリエーションから取り付く。
15ｍ登った所でビレーポイントがあったので一旦ピッチを切り2ピッチで左要塞ハン
グ下へ。トポでは5.10aとなっているが２〜３手程。
次のピッチはトラバースを含む5.11aの35ｍ。マジで5.11でした。今日はこだわらずA
０で抜ける。
ここから竜ルートから離れ大スラブ右端のビレーポイント（実は懸垂下降用のアン
カー）までトラバース。
真上には風ルートのボルトが見えるが昨日の大雨のなごりの滲み出しでスラブは濡れ
取り付く気はしない。
春の息吹ルートに戻るのも面倒なのでスラブ右のブッシュ混じりのフェースを２ピッ
チ、風ルートの終了点の高さまで登って終わりとする。（残置なし�W＋）
下りは50ｍめいっぱい２ピッチでシュルントの中へ。
＜各ルートの状況＞
竜ルート：プロテクションはほとんど工事用の立派なアンカーになっていて、フリー
のマルチピッチの様相。
明星にこんな快適なルートが有ったのかと感心する。
風ルート：同じくプロテクションは立派なボルトで思い切ってフリーで行けそう。
春の息吹ルート：下部は雪崩で傷んでいるボルトが多く注意が必要。上部クラックは
ビレーポイント以外残置は見当たらないナチュプロのルート。クラックに慣れていな
いとかなり厳しそう。

以上、だらだらと書いてしまいましたが明星にはP６南壁以外にも良いルートが有る
という参考までに。