一ノ倉沢/衝立岩/中央稜

日程
2006年1月30日(月)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)藤川勝人、(山岳同人かしまの会)名塚
記録
(山岳同人かしまの会)名塚
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


Sue(スー)こと@山岳同人かしまの会の名塚です。
アイス情報ありがとうございます。
谷川に入ってきたので、雪の状態など参考にしてください。

2006年1月30日(月)
天気 曇り(時々薄日がさす、気温はこの時期にしては高めと感じた)
パートナー 藤川勝人(ARI・JECC)
タイム:指導センター発(3:00)〜一ノ倉出会(5:00〜5:20)〜
テールリッジ取り付き(6:10)〜中央稜取り付き(8:20〜8:50)〜
夏TOPOの5Pピナクルまで(14:00〜14:20)〜中央稜取り付き〜一ノ倉出会 

〜指導センター着(おそらく17:30くらい)

センターからマチガ沢出会いまではボーダーかスキヤーと思われる
トレースがありましたが、マチガ沢出会から先はまったくトレースはありませんでした。 

2人ともワカンで、膝くらいまでのラッセルです。
ワカンは中央稜の取り付きまで必要でした。
テールリッジからのラッセルは中央稜取り付きまで衝立スラブよりを登りました。
3月くらいの時は、ここのラッセルはテールリッジ中間部のトラバースあたりから
テールリッジの上部に登っていけた記憶があったのですが、
今回はトラバースのある岩あたりは悪いシュルントが出来ていて
テールリッジに上がれず、衝立スラブ側をラッセルしました。
が、その斜面はとても不安定な雪で、
足元がどんどん崩れてしまい、とても体力を消耗しました。
下降時は中央稜取り付きから一ノ倉出会まではツボ足でしたが、
結構沈みます。林道では帰りもワカンを使いました。

岩の状態ですが、参考までにさらっと書きます。
1P:いつもの通り下部は雪で埋まっています。
少しのラッセルからルンゼ状の岩を登り、テラスに出る手前5mの逆層には
雪はついていなくていつも通り悪く感じる。
2P:夏はU級の岩場。が、雪を掃いながらアイゼンで登るとV級以上に感じる。
けれど、ホールドはガバが多い。
3P:カンテを右に回り込むところは雪はないが、回り込んだ凹角が悪い、
フェイスに入る前にピッチをきった。
4P:フェイスに入り、小カンテの右が正規ラインかと思われるが、
逆層のうえにピンが氷で隠れていて見えない、
迷った末、小カンテの左に見える悪いピンを使って、アブミで越す。
5P:フェイスを右上してチムニーに入るが、この入るところが以外に悪い、
チムニーは残置ピンにアブミを掛け超えるが、出口が悪い。が、
出口の氷がしっかりしていたのでバイルがよくきまった。
6P:3月は快適なアイスクライミングができたピッチだったので、
良いかと思ったら、すごく悪い雪壁だった。傾斜がある上にグズグズの雪で、
プロテクション間隔も遠く、ヒヤヒヤしながらのリードをしいられた。

以上です。
岩場はツルベで登りましたが、ラッセルはだいぶパートナーにやってもらいました。
体力不足を痛感させられました。
ちなみに、烏帽子大氷柱は、まだ下部未発達でした。


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