池ノ谷左俣剣尾根ゼロ・ルンゼ(R0)、北西バットレス・ダイレクトクーロアール

日程
2005年4月24日(日)&5月5日(木)
メンバー
(ぶなの会)三浦
記録
(ぶなの会)三浦
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


清野さん、こんにちは。

三浦大です。

清野さんも右俣滑降狙ってたんですね。

山スキーMLでは報告しましたが、こちらにも転送します。(長文失礼します)

4月24日と5月5日に剣・池の谷で2つの滑降を行ないました。

4/24(日)
雷鳥山荘〜別山乗越〜剣沢〜長次郎谷〜長次郎の頭〜剣尾根のコル〜池ノ谷左俣剣尾
根ゼロ・ルンゼ(R0)=左俣本谷の滑降〜池の谷ゴルジュ〜馬場島

エントリーは剣尾根の頭と長次郎の頭の間のコル。
出だしは超急斜面で60度くらいあるがすぐに45〜40度くらいにはなる。かなり
大きいルンゼ、というより谷です。びっくりしました。傾斜もありで合流までの距離
も十分に長
い。左俣いちおしの1本です。
しかしなかなかすごい景観のところですね。剣尾根を登った方なら上部で左下に見え
る大きな谷がそれです。
コルBから下降されている人も多いので知っている方も多いでしょう。

今回は22日の季節はずれの大雪後のパウダー狙いでした。大雪がなければ滑れな
かったかもしれない。出だしはアイスバーンで超シビアだった。西面はどこ厳しいで
すね。
その後は新雪をひろって慎重かつ大胆にジャンプターンで滑降。継続の池の谷左俣は
なかなか快適。池の谷ゴルジュは難なく通過で馬場島まで。

名称は場所的に剣尾根R0(仮称)と思いましたが、剣に詳しい佐伯邦夫先生
に伺ったところ、それは池の谷左俣本谷だ、ということでした。池の谷本谷は三の窓
に突き上げる方だと思ってたので、これもびっくりしました。

5月5日
剣沢小屋〜剣沢〜平蔵谷〜剣岳〜北西バットレス・ダイレクトクーロアール〜池の谷
右俣継続滑降〜白萩川〜馬場島

長躯、双六から6日間かけて縦走し、7日目最終日のフィナーレとして長年の課題の
成
就しました。それまでの敗退数知れず、です。
それにしても、いやーすごかったです、本当に。山頂から直、というわけにはいかな
かったけれど、十分に山頂にちかいライン、北西バットレスのダイレクトクーロアー
ル(仮称)からエントリーでき、雪質も最高の
コーンスノーで、滑降していて思わず笑いがこみあげてきました。
エントリーはちょうど早月尾根の分岐道標直下からの綺麗な50度のクーロアールで
す。

右俣大滝は滑り手からみて1本右のルンゼに直前で切り替えます。だからすべりませ
ん。
ここが踏み替え点になってます。そのルンゼも広く、雪がつながっています。

この辺りの滑降は99年5月末に滑った大橋さんと同じライン(岳人参照)です。

剣はクライム&ライドに最適な場所ですね。
来年もどこかチャレンジしたいです。

山でお会いしましたらよろしくお願いします。


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