日程 |
2004年11月22日(月)〜23日(火) |
メンバー |
(平成山岳会)田中識章、大須賀伸男、山中貞夫 |
記録 |
(平成山岳会)田中識章 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
明星山/直上ルート、正面壁ルート
日程 11月22・23日
メンバー (平成山岳会)田中識章、大須賀伸男、山中貞夫
記録 大須賀
天候 両日とも晴れ(小春日和)
11月22日 直上ルートに行く。
小滝川の徒渉は水量極小で、飛び石づたいにいける。
1P目 取りつきは左岩稜とフリースピリッツのほぼ中間部から。
小滝川の水際ぎりぎりから、壁を見上げると、直上と正面
壁ルートの1P目の終了点が確認できます。
2P目 狭いテラスから、左斜上する。ホールドはおおまかだが、
やや脆い。
3P目 バンドからやや遠目のピトンを追っての人工2、3手。しかし
ここは、登った感じではフリーで登れそうにも思えた。
左側には、フリーのラインも確認できた。こちらの方が、岩
がしっかりしていそうだ。
4P目 小潅木混じりを40メートルばかりで左フェースと合流。
大テラスで暫く休憩をとる。
5・6・7Pの露岩と潅木帯をいくと、中央バンドに出たのでロープを
解く。
(取りつき8:00〜15:00終了)
11月23日は正面壁ルートへ。山中氏リタイヤしたので、この日は
田中、大須賀で登る。
1P目 直上と同じ取りつきからで、10メートルほど登って、右へト
ラバースして行く。カンテ状を超えると、ビレイ点が左右に2
箇所ある。
2P目 左側のビレイ点からだと、2P目もすっきりした、人工から始
まる。しかし、右側のビレイ点から登り出すと、4級のフェー
スを登る為、2P目に人工は無くなる。我々は右側から登っ
た。
3P目 おおまかな岩をトラバースぎみに右斜め上へ。
4P目 非常に近しいボルト連打のフェース。ここを人工の数手か
ら、左の小テラスへ乗越す。そして白山書房の『日本の岩
場』にいうところの“白いフェース”にぶつかる。右に回り込
むようにきわどいフリーで抜けるのが面白いかも知れない
が、我々は人工で直上してしまった。(こういった時は、後
でフリーやれば良かったと後悔するものだが、帰りの車で
やっぱり後悔した)
5・6P目をロープをいっぱいに伸ばしながら登ると、昨日と同じ中
央バンドの終了点へでた。このピッチは、注意を要しなけれ
ばならない。如何様の注意かは体験してみるとわかると思
う。
(取りつき8:00〜13:15終了)
感想 どちらが面白いかといえば、私は正面壁のほうに軍配をあげる。しかしこの正面壁
ルートも5P目からは、内容が一変する。
どこでも行けてしまいそうだが、我々は、5P目は凹状、6P目は出来るだけ右側のカンテ状
を登って、すぐ目の前にフリースピリッツの上部取りつきの見える中央バンドにでた。
(結局このライン取りでは、左フェースとの合流はしなかったと思う)
この二つのルートを登った教訓として、上に先行者のある場合の落石に注意が必要である。
それと対岸のギャラリーをあまり意識下に置かず、登ったほうがよいと思う。何故なら彼
等、彼女等が、向こうから“ヘエースッゲエー”とか言って、驚嘆する程の凄いところを
やってるわけではないからなのです。
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