三十路ルート

日程
2004年10月16日(土)
メンバー
(山遊会)大須賀伸男、安重勝、(笠間おちこち山の会)関口幹夫
記録
(山遊会)大須賀伸男
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


10月16日(土) うす曇り
 
柳沢小屋(0510)〜中央ルンゼ取付き(0630/0655)〜南壁の頭(1545/1607)〜車デポ地・第4駐車場(1804)
 
1P目 凹角の左側、少々染み出しがあり、足のツッパリが使えず苦労した。
2P目をそれなりに登り、バンド上の落ち着けるテラスへ。
3P目は、最初は簡単だが、滝の落口へ入っていく所が、見た目より難しい。
4P目を前進し、これ以後3ピッチはA1を駆使する事になる。
5P目からは、リングボルトが等間隔のフェース。
6P目最後の被り気味の壁を左に乗越す所が、今日一番面白かった。核心のボルトの位置から、私は開拓者の意思を感じた。
7P目も規則正しいリングボルトが安全安心を提供して止まない。これで、三十路の核心部を終える。
8P目はブッシュ帯。
9P目をそれなりに上にいき源頭部ツメの雰囲気に入って行く。
10P目あたたかなと形容したくなる紅葉混じりの岩の快適なフリ
ーで
11P目へ、ここでは終了点間際のトラバースが面白い。
 
南壁の頭からは、東北の峰峯をしばし愛で、明瞭な夏道に下山路をとる。帰路を急ぐ安堵感が一転したのは、途中母熊と
2匹の小熊との遭遇。しかし、ここは岩場での失笑を見返すべき、朝日の山に精通した安重氏の経験がいきた。彼の機転
から、笛の威嚇を続けながらの逃避行となる。そして、這這の体の下山は、みちのく岩壁行の特出した思い出となった。

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