日程 |
2004年10月17日(日) |
メンバー |
(新潟稜友)須藤、その他 |
記録 |
(新潟稜友)須藤 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
須藤@新潟稜友です。
10月17日(日)
前々から気になっていたP5南稜末端壁上部のきれいなクラックの入った壁を登ってき
ました。
P6南壁から右ルンゼをはさんでよく見える壁です。
ルートは「愛のスカイライン」を5ピッチ登り、最終ピッチだけ右の一枚岩のクラッ
クを登りハングルートの終了点に抜ける形になりました。
オールフリーで気持ちの良い登攀ができました。
以下詳細
取り付きは右ルンゼのガレを少し詰め岩棚を登った所。
1ピッチ目 X+
垂壁からフェース。WA1となっているがフリーで抜ける。出だしで頭大の浮石もろと
も3m墜落。でもその位で怪我をするパートナーではない。残置はたくさんあるがフ
リーでは結構きびしい。
2ピッチ目
ブッシュ登りに終始。靴に泥が付き滑る滑る。
3ピッチ目 W+
フェース〜チムニー〜小ハング。残置少なくカム使用。
4ピッチ目 W+
草付きクラックのあるコーナーフェース。至極快適。使えた残置は一本だがブッシュ
とカムで対応。
5ピッチ目 W+
「愛のスカイライン」のルートはリッジ上だが、こだわって右のチムニーから登る。
6ピッチ目 U
目的のクラックの走る一枚岩の基部まで10mトラバース。
7ピッチ目 5.10a
クラックは正面に上部ハングに向かって右上しているものと、その右にくの字状に伸
びているものの2本ある。
後者はクラックの終わったリッジ上にビレーポイントが見えている。次のピッチのハ
ングはフリーで越えられそうに無い。(以前ACMLで記録を見たことがある)
フリーでいけそうな前者のクラックをルートにする。ルートは真っ直ぐなのでピッチ
を切る必要は無い。しかし上部は浅いクラックの入った垂壁でテンション1歩手前で
切り抜ける。
このピッチで使ったギアはカム6、ナッツ1、バガブー1。
ブッシュに入って終了。
残置は無かったのでこの最終ピッチはオリジナルかな?
使用ギア:エイリアン〜キャメロット#2まで1セット、ハーケン数枚、ナッツ少々
(気休め)
下降は南稜のコルまで登り東壁ルンゼを降る。昔の踏跡は影も無く適当にブッシュと
ガレを下って行ったら2回の懸垂を強いられる。登ったルートを懸垂する方が良いよ
うです。
時間:登攀開始(8:00)−終了点(12:00)−駐車場(14:30)
写真をHPに載せておいたので興味のある方は見てください。
http://www.geocities.jp/niigata_ryoyu/041017myouji/page.htm
PS.
来週、新人を連れてP6南壁の下降路から登り明星山の山頂まで行こうと思っていま
す。
高浪ノ池から見るとP5から上は問題は藪くらいですがP6・P5間が痩せたリッジ
のように見えます。
行ったことのある方がいましたら状況をお知らせください。
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