日程 |
2004年5月22日(土) |
メンバー |
(クライミング上だクラブ・憬稜登高会)川崎、西村、尾崎 |
記録 |
(クライミング上だクラブ・憬稜登高会)尾崎徹 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
尾崎徹@クライミング 上だクラブ 憬稜登高会です。
5月22日土曜日 幽ノ沢左俣中央ルンゼに行ってきました。
メンバー 川崎、西村、尾崎の平均55歳超え 3名。
28日まで旧道ゲートが閉鎖されてる状況でMTBを使って林道を
駆け抜けました。
雪が落ちたばかりのシーズンの始め、林道が閉鎖されているので
入るパーテイは少なそうでした。
(帰りの一ノ倉出合いのテントは2張りのみ。)
雪渓はS字手前に大穴が開いていましたが、概ね安定していて初
めての左俣は不安定なシュルンドもなく中央ルンゼのスラブ上には
1時間程で到着。
右俣は割れて例年通りの様子。
仲間は仕事のストレスで胃潰瘍気味の尾崎を気遣って、消化不良に
なるといけないからとトップを譲ってくれました。
小ハングの垂壁 隠れたホールドを見付けないと手強い。
核心手前のスラブは確保支点のみの超ランナアウト40mも有りで
幽ノ沢フリークには堪らないところでしょうか。
バンドからカンテを越えるP バンドのトラバースにランニング支点
が無く、ルートを誤ったパーテイの退却の懸垂支点が上部に見える
中でこれしかないと決めてトラバース、カンテを回り込みグズのフェ
ース登り上がると、おお確保支点が有った−11:00。
順調に来ているので、昼には終了かと思っていた矢先、核心の人工
を含むPでクライミングの醍醐味を味わいました。
天候は朝方は晴れていたのが、ガスが出て小雨も混じるようになり
、下の出合い辺りなら晴れ間も出ているかもしれないこの時期の一
般的な状態。
フリーで直上、垂壁をアブミで3−4手上がりアブミトラバースで凹角
に入るルート、そのトラバース部分のピンやシュリンゲが見えるので
すがその手前の人工部分のピンが足りない様子でした。
人工に入る前に残置で固め取りし、墜落に備えて川崎にコール。
ドロに埋まったシュリンゲにアブミセット、テスティングして静かに乗る。
次のナイフブレートにアブミセット、テスティング 静かに乗るが、上
が無いのでフリーの可能性を探って、最上段に乗ろうとした時に岩が
剥がれて、ピンが抜け5−6m墜落する。
体をチェックすると傷も無い。
ロープの繰り出しも多く、コールしてビレーの態勢を墜落に備えてい
たし、固め取りで近接してロープ2本にランナーを取って置いたのが
幸いでした。
西村が交代でハーケンを打ち代えた時に、その上に折れたボルト
の痕跡を見付るが、濡れた岩ではフリーの可能性も無く、再度尾崎が
空身でアブミに乗りミシンを踏みながらボルトを埋め1時間30分の手
応えが終了しました。
終了点15:00中央壁の頭を経て堅炭尾根から芝倉沢を下降する。
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