日程 |
2004年2月28日(土) |
メンバー |
(沼田山岳会、北大山の会)清野啓介、(岩遊)豊野則夫 |
記録 |
(沼田山岳会、北大山の会)清野啓介 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
皆さんこんにちは.
清野@沼田山岳会、北大山の会です.
29日(日)に 谷川岳/一ノ倉沢/αルンゼに行って来ましたので報告します。
<日程> 2004年2月29日(日)
<場所> 谷川岳/一ノ倉沢/αルンゼ
<メンバー> 清野 啓介 沼田山岳会、北大山の会
豊野 則夫 岩遊
<行動>
指導センター(04:00)〜一ノ倉沢出合(05:00)〜αルンゼ取付(07:00)〜一ノ倉尾根
(12:00)〜一ノ倉/肩の小屋(16:30)〜指導センター(19:00)
一ノ倉の状態が非常に悪いと聞いていたので安全パイのαルンゼに行って来まし
た.
木、金曜の降雪も土曜の晴天で落ち着き、日曜は午前中は曇り、午後からは回復す
ると予想をたて突入しましたが、ピッケルのシャフトまで団子になる湿雪、腰を越
えるラッセル、身体中が凍ってバリバリになるような湿雪の吹雪にしぼられ16時間
行動となりました.
αルンゼは予想通り一ノ倉の他のルンゼの状態が悪くとも上部からの雪崩やブロッ
クを心配せずに比較的安全に登れます.
氷はF5の20MとF19の5Mだけ、後はダガーポジションで登れる堅い雪壁が一直線
にクーロアール状に一ノ倉尾根までのび快適です.
核心は衝立スラブのセラック、クレバスの通過とスカスカの氷のF19の突破でし
た.アプローチは衝立前沢の方が安全かと思われます.F19はスカスカの氷が裂
けて墜落気休めにとったスクリューが2本、氷ごと飛び下の雪面に突っ込んで止ま
る怖い思いをしました.気を取直して左側の凍った草付(これもシュルンドが開
いていて非常に悪い)を登り後は一ノ倉尾根まで問題はありません.
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