シャモニー針峰群/グラン・キピュサン/スイスルート
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日程 |
2003年7月28日(月) |
メンバー |
(無所属)田村千年、大河内 |
記録 |
(無所属)田村千年 |
写真 |
★ ルート全景 |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
シャモニー針峰郡 グラン・キピュサン スイスルート 高度300m
ピッチ数12 ピッチグレード6b ハングAO 下降10ピッチ
月日 2003年7月28日
今日は昔憧れのクライマーボナチが初登をしたグラン・キピュサン東壁左のスイスルートを
クライミングに出かける、フリップの自宅を朝7時に出る、モンブラン・トンネル抜けイタリヤの
アントレープのロープウェーに8時前につきポワント・エルブロンネール駅に9時につく、氷河を歩き
キピュサンの取りつきのシュルンドの手前に出る、今年のヨーロッパは猛暑でスイスルートの取りつきの
氷河が大きく割れていて、取りつきには取り付けないため、右の東壁中央のシュルンドを越えて壁に入る。
ここへアイゼンと小物をデポする、スイスルートに入るにはぬれた壁を登山靴履いて2ピッチトラバース
をするがスイスルートに入る手前のハングの下を廻り込むのがチョッピリ、ビビルながらルートに入って、
フラットソールに履き替える、3ピッチまでは易しいが4ピッチから傾斜が強くなり楽しくなる、
廻りのロケションは素晴らしくシャモニーの雪と岩の世界を楽しみながらクラミングをする、先行パーテー
が7ピッチのハングで苦戦をしているのが見える、彼らはキピュサン左のピナクルとの間のルンゼ氷壁を登
り4ピッチの下に出てテラスに靴・アイゼン・バイルがデポをして登っていた。(これからシャモニー針峰
群に入るにはバイル2本が必要になると思う)ピッチの6aのルートはクラックの登りが多くあまり得意でな
いクラックで苦戦をしながら登りテラス出て写真を撮ろうとしたがカメラがデポの所に置いて来てしまって
大失敗です。5・6ピッチもクリヤをして核心部のピッチにはいる、
6mぐらいの幅のハングをトラバースをしながらのぼりハングの上に出るがここがかなりのアクロバッなク
ライミングになる、この辺から腕が疲れだす小ハングをだまし騙しのクライミングして最後のピッチは18
時を過ぎる、下降ルートは最終ピッチのうえにボルトがあり下降を始める3ピッチの最後は右に振り子でテ
ラスに出るここからは最終下降手前まではそれほど迷わなく下降をするがここまでは終始空中に体が浮いて
の下降です、最初のシュルンドまでの下降が20時を過ぎて、暗い氷河を重い体をブラリブラリとトリノ小
屋へ着いたのは22時になっていた。
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