日程 |
2003年8月30日(土) |
メンバー |
(新潟稜友会)須藤、設楽、松本 |
記録 |
(新潟稜友会)須藤 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
須藤@新潟稜友会です。
秋雨前線に追われるように東北の黒伏山に行って来ました。
8月30日(土)
メンバー:須藤、設楽、松本(NCC)
前夜は柳沢小屋に泊まる。まだ8月だというのにシュラフカバーだけでは寒くてよく
眠れなかった。朝、小屋のストーブに火を点けてしまう。秋風が肌寒い。
長雨の影響で壁は染み出しが多く濡れて快適とはいえなかったけれど、曇り時々晴れ
の爽やかな天候、オールフリーで登れたことも相まって充実した山行になりました。
登攀記録(3P目までは中央ルンゼルート)
1P目 X
松本リード。すっきりした左ルートに取り付くが出だしが濡れていて敬遠、右ルート
へ。半分木登りとなる。
2P目 V
設楽リード。ブッシュから階段状。
3P目 W・A0(5.8)
須藤リード。核心の1手はリーチが無いと5.10cはあるかな? セカンド以降はA0
でした。
4P目 V〜W
松本リード。階段状スラブ。簡単だが所々濡れていて気が抜けない。
5P目 W+・A1(5.9)
設楽リード。すっきりしたフェース。フリーなら5.10dを登る設楽さん、何のためら
いも無くA1で抜ける。もったいない! 続く松本君はA0で頑張る。最後の私は快適
にフリークライミング。しかしフリーのラインとボルトのラインは微妙にずれてい
て、ランニングを回収するためのトラバースの1歩は5.9ではない?
6P目 X・A0(5.8)
須藤リード。階段状スラブ〜小ハング帯。濡れて泥でぬるぬる、ポケットホールドに
は水が溜まっている最悪の状態。ハング帯の乗り越しではA0の誘惑を断ち切るのに
必死。続く2人は迷わずA0。
7P目 Y+・A1(5.10a)
松本リード。傾斜のあるフェース。A0で頑張って登る松本君、お助け棒フル回転!
ラストの私はフリーで何とか切りぬけたが甘いフィンガーポケットの1手は5.10c
はある。ここでも登るよりランニングを回収する方が大変。トラバース後の上半分は
ボルトラインではなく左のブッシュ沿いだとW位でした。
8P目 V
設楽リード。ブッシュ登り。
9P目 V+
須藤リード。凹角〜バンドトラバース。気持ちの良さそうな左のリッジではなくルー
トは凹角へ。この辺まで登ると岩は乾いているので快適。
10P目 X・A0(5.8)
松本リード。快適快適スラブ。最後の1手を除けばV+で良いのでは? 松本君快心
のフリー。
11P目 V・A0(5.10ab)
須藤リード。カチ&ポケットの超快適フェース。フリーで登らなければ!! 簡単だ
が怖いトラバース後少しブッシュを登ると終了点。稜線上のピークが終了点というの
は気持ちが良い。東北の山々が一望できる。
登攀開始(8:30)―終了(15:50)
下降は登山道を歩いて下山。1時間半で車まで戻れました。懸垂より安全で早いで
す。
登山道は中央ルンゼ終了点のコルを挟んだ黒伏山頂上まで来ています。終了点から稜
線の踏跡をたどると左の林の中へ入り道は消えてしまいます。少し藪をこぎ忠実に稜
線をたどると頂上へ出ます。
次回は紅葉の頃、乾いた状態で来ようかな。
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