日程 |
2003年6月8日(日) |
メンバー |
(新潟稜友会)須藤正雄、設楽なつ子 |
記録 |
(新潟稜友会)須藤正雄 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
須藤@新潟稜友会です。
黒部丸山東壁・中央壁・緑ルートに行ってきました。
愚痴と雑言になってしまいました。ご勘弁を。
6月8日(日)
メンバー:須藤正雄、設楽なつ子
前日、雷雨の中最終のトローリーバスで黒四ダムへ。
誰も乗る人はなくバスは貸切、メジャーな観光地なのになんだか変な気分。
雨が止むまでダム観光。駅員も下山し誰もいないダムの中は不気味な雰囲気。
日暮れ前、雨は止み外の林道にテントを張る。夜は満天の星空。
朝5時出発。取り付き6時半。
アプローチの残雪の状態は、内蔵助谷手前の黒部川本流はまだデブリで埋まっていて
かえって歩きやすい。1ルンゼの雪渓は土砂が積もりスリップの危険は感じられな
かった。壁の取り付きにも10mほど残っているが特に問題は無い。アイゼンを持っ
ていったが必要なかった。
緑ルートにはすでに2パーティー取り付いていたが、2ピッチ目まで進んでいるの
で、たいした時間待ちは無いだろうと後に続く。
しかし、甘かった。2ピッチのハンディーは2ピッチ目ですでに消化してしまった。
先行パーティーは遅々として進まない。あまりにも遅い。
1パーティーはガイド登山の様だ。お客さんはと言うとロープ操作もまともに出来て
いない。明らかにこのルートに登る力量は無いように感じる。終始セカンドでビレー
の格好は取っているが、リードしている方はあたかもソロのような登り方をしてい
る。
このままでは上部ハングに取り付く時間が無くなる。隣のダイレクトルートに移ろう
とトラバースして偵察してみたがダイレクトルートはリング無しボルトが多用されて
おり、抜けているボルトも結構あるように見える。それなりの準備はしていないので
あきらめざるを得ない。
どなたか最近ダイレクトルートに登ったことがある方、状況をお聞かせください。
中央バンド着は13時を回っていた。時間切れだ。上部ハングを登っても明るい内には
下れるが帰りのバスが無い。
泊装備を手提げ袋で持ってきたのでトンネルを歩くのはしんどいし、帰宅が午前様に
なる方がもっとしんどい。
先行の2パーティーは初めから上部ハングを登るつもりは無かったらしい。...
また宿題が残ってしまった。
帰り道、大量の山うどが取れたのが唯一の救いか?
各ビレーポイントはペッツルのハンガーと10mmロープ、残置カラビナで補強されて
いました。
ありがたいと思う反面、それがフリー化の為ならある程度納得はしますが、誰を連れ
て来ても?安全に?登れる?為に設置されたのならちょっと問題があると思います。
ここはゲレンデではないのだから。
隣の京都府立大ルートを苦労して登っているパーティーがうらやましく見えました。
ガイド登山に対する雑言です
最近、当会の入会希望者でガイド登山で北鎌、前穂北尾根、米子沢等の経験がある人
が来ました。多少クライミングは分かっていると思い、先日ボードに連れて行ったら
8ノ字結びすらできないありさまでした。
全てがそうだとは思いませんが、クライミングに限らず最近のガイド登山のあり方に
疑問をもっているのは私だけでしょうか?
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