日程 |
2003年5月24日(土) |
メンバー |
(新潟稜友会)須藤正雄、三木雅之 |
記録 |
(新潟稜友会)須藤正雄 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
須藤@新潟稜友会です。
5月24日(土) 谷川・幽ノ沢・V字岩壁左ルートに行ってきました。
メンバー:須藤正雄、三木雅之
タイム:幽ノ沢出合(7:00)-右フェイス取り付きテラス(8:30)-堅炭尾根(12:
00)-幽ノ沢出合(13:30)
水上町のHPでは一の倉沢までの林道の開通は5月30日となっていたが、行ってみ
ると林道はすでに開いていました。ラッキー!
幽ノ沢は出合から雪渓が続き、スラブへ移る所も今のところ安定しています。
ただ、アイゼンを持っていかなかった為、急傾斜部分はハイキングシューズ+バイル
でカッティングしながらの登りはヒヤヒヤ物でした。
右フェイス取り付きテラスでアンザイレンしV字要にトラバース。
トポ(日本の岩場)では40m1Pとなっているが、実際は60mはある。途中の
リッジでピッチを切り、2Pで要へ。
左ルート1P目には水が流れており、雪消えのゴミで汚れているので取り付く気がせ
ず右ルートを20m程登り左へトラバース。結構登られている様で残置は豊富だ。5
0mめいっぱい伸ばしビレ−ポイントを作る。
次のピッチは階段状が続き、ランニング3本で45m程伸ばし核心部下のリッジ上の
テラスへ。残置は高い位置に抜けかかったボルト1本しか見当たらず、ハーケン2本
足してビレ−ポイントを補強。(使用ハーケンはB.Dのバガブー。当然回収しまし
た) ここまでトポでは4Pですが2Pで登ってしまう。
核心のピッチはでだしに怪しげなハーケンが1本あり、その先は5mランナウト。右
側に拳大のチョックストンを見つけスリングでタイオフし気休めとする。キャメ#2
があればちょうど良いクラックが目の前にあり一安心するのだが。
5mのランナウト部分が核心と思い意を決して登ってみると意外と迷うことなく登れ
る。核心はその上の小ハングの乗越しでした。アンダーで立ち込み、縦ホールドを微
妙な体重移動でこなす5.10レベルのムーブでした。A0でもXはあるかな?
核心のピッチを越すとあとは2〜3級の容易なスラブ。スラブが終わるまで4Pロー
プを引きずって登る。
この容易なスラブ、最初の1Pは必要以上にやららと残置があるのだがその先はほと
んど無い。「なんでだろ〜♪」
石楠花尾根上に出ると踏跡はしっかりしており、ブッシュも芽吹き前なので苦になら
ない。
堅炭尾根は去年刈り払いされたばかりのようで歩きやすい。
芝倉沢の雪渓には問題なく乗ることが出来た。本流まで傾斜はあるが雪は腐っている
ので恐怖感は無い。
ただ、本流までの間クレバスが開いていた。1週間もすれば切れるだろうがブッシュ
を伝って降りれば問題なさそう。
芝倉沢本流の雪渓は安定して林道出合まで続いていた。しばらくは大丈夫でしょう。
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