前穂高岳/北尾根

日程
2003年4月26日(土)〜29日(火)
メンバー
(MSCC)川上、他3名
記録
(MSCC)川上
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


川上@MSCCです。
4/26〜29で慶応尾根から北尾根に行ってきました。
贅沢に入下山で2日とったので、実際の登攀は27,28日の二日間。
終始天候に恵まれ快適なクライミングが出来ました。

4人パーティーで2組に分かれ登攀。
下山は岳沢ヒュッテに向かって二手に分かれて下山しました。

前穂高沢下降
高速道路状態で快適に下山
但し、岳沢ヒュッテの話だと、先だっても大きく雪崩れたそうなので、要注意。

奥明神沢下降
こちらは、この時期、最も一般的なルートだと思いますが、少し変則的なルートを
とって、手間取ったので参考までに報告します。
普通、前穂と明神の鞍部から明神沢に降りるところ、我々は、重太郎新道を少し下っ
たところから沢に降りました。
パートナーが、午後のぐずった雪を嫌ったので、夏道で少し下降高度を稼ごうと思っ
たわけです。
重太郎新道を数十分下ったところで、トレースがなくなり、左手の沢に下降のトレー
スがあったので、こいつで行けるな。と思って下降しました。
傾斜もそこそこで、快適に下れたので、バッチリ!と思っていたところ、岳沢ヒュッ
テのテン場が見えるところまで来ると、眼下ににはスッパっと切れた滝が・・・
トレースも左右に迷った後があり、右岸に着くか左岸に着くか迷いました。結局、右
手の方がヒュッテに近いだろうと思い、岳沢に向かって右手の小尾根をのっこし、懸
垂2回で、奥明神の本沢に出ました。
なんと、その小尾根には懸垂の残置シュリンゲがあり、二回目の懸垂地点にもしっか
り残置シュリンゲが・・・
思わず、笑っちゃいました。
クライム・ダウンでも降りられそうな場所ですが、やはり大事をとったのでしょう。
本沢に合流して、滝を見上げると結構な高さ。
ヒュッテの人に聞くと、その沢は二ノ沢だそうです。

その後、ヒュッテで休んでいると、同じルートをたどったパーティーが帰ってき
て、”もう、ハイマツ・ビバーグかと思ったよ”の乗り。
彼らは、既に暗かったので滝の存在には気が付かなかったようです。
彼らは、左の小尾根を越えてきたとのこと。そちらは懸垂無しでOKだったようで
す。

というわけで、重太郎新道の方にはトレースがあっても行かないように気をつけま
しょう。

★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る