屏風岩/雲稜ルート、滝谷ドーム

日程
2002年8月15日(木)〜18日(日)
メンバー
(大阪ぽっぽ会)宮本、辻本
記録
(大阪ぽっぽ会)宮本
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


大阪ぽっぽ会の宮本です。
前穂北尾根の報告ではありませんが
鋭鋒会の中嶋さんその節はおせわになりました。
お盆の報告を出しそびれとうとう秋になってしまいました。

季節はずれの報告ですみません

8/15〜18 当会新人辻本と屏風岩雲稜、滝谷ドームを登ってきました。

15日 一日中雨、2ピッチ登ってFIXはってT4尾根岩小屋ビバ。

16日 雲稜3ピッチ目登攀中に後続パーティーの転落事故(扇岩テラスへ十数mの墜
落)のレスキューを偶然一緒になった このはな稲田さんパーティーと一緒に行い、
手足動かぬ瀕死の負傷者を大阪鋭鋒、ベルニナ の皆さんの協力を得て無事T4尾根に
降ろして搬送。
ヘリコプターを見送ったあと横尾へ下山する皆さんにあつかましくも水をねだって3L
ゲット(なんと鋭鋒の皆さんは春のチンネで酒をくれた方だった)!して戦線復帰。
50mユマーリングで扇岩テラスへ戻ったらツジモにねだられ再度登り返すもライトを
忘れてやはり扇岩テラスでビバ。

17日 昨日のことが思われて相当腰の引けた登攀となり、びしょ濡れの岩壁5+のピッ
チは惜しみなくA0で越えてツジモとリード交代。昼前に涸沢へ駆け下ってレスキュー
を報告、おはぎ、カルピスをご馳走になり、おでん一式カップラーメン2杯ビール2本
はツジモの誘惑。快晴灼熱+ほろ酔いでふらふらしながら北穂を目指すが夕立となり
ツエルトを張るころには凄く体が冷えて腰も痛くアンメルツを全身に塗って癒そうと
したら何とそれがまったくの逆効果、体の表皮はほてるものの体の芯が一層寒く。

18日 あきらめたはずの滝谷だったが「北壁はたったの2ピッチでっせ!」と懲りな
いツジモの一言に、北壁の一番大きなクラックを快晴の登攀。するとついに足腰痛く
なりツジモに荷物を持たせてドームから5時間で奥穂を縦走して上高地へ下山。平湯
温泉をあがるとまたビッコとなった。

使い方をいまだマスターしていないトランシバーで緊急無線がつながったときこれで
やっと開放されると安心したら…
初めてヘリ搬出の現場に立たされ「あなた方の力でT4へ降ろさなければ救出できませ
ん」と頼みのヘリに言われたときには生唾をのみ足が震えました。
森前首相似のダンプ(救助隊長?)さんにご苦労さんと頭を下げられ恐縮でした。

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