北岳/バットレス/第4尾根

日程
2002年7月6日(土)
メンバー
(岩魚クラブ)杉山、他4名
記録
(岩魚クラブ)杉山
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


みなさん、こんばんは
土曜日に北岳バットレスに日帰りしてきました。
なぜか7月初旬は晴れるんです。来週と来年の
参考になればと思い、レポートします。
杉@韮崎
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2002年7月6日(土)北岳バットレス4尾根(日帰り)          
1概要
 実は7月初旬の北岳は好天に恵まれることが多い。過去4年、98年7月5日、
99年7月10日、00年7月2日、01年7月1日、日帰りで登っている。
今年もこのジンクス(?)の通り貸切のバットレスと高山植物を楽しんできた。  
<日時>7月6日
<メンバー> 植松っさん、近ちゃん、かなちゃん、小林君、杉山 (岩魚クラブ)
<山域>南アルプス北岳  <天候>曇り時々晴れ
<時間>
前夜23時韮崎出発、0時夜叉神峠・宴会/仮眠 3時50分広河原出発
7時バットレス沢出合い 8時bガリー雪渓登攀開始、11時4尾根テラス
14時登攀終了 14時50分山頂、18時20分広河原、19時30分温泉
20時20分韮崎戻り

2詳細
  今日の一番の心配は天気。bガリー取り付きで雨が降っていたら、潔く北岳の花
達を眺めるハイキングに変更しようと覚悟を決めて歩き出す。空はどんよりとした曇
り。二股ではすっかり明るくなり、鳳凰も見えるが、やっぱり曇り。
 二股から見あげるバットレスの空は自分には明るく青っぽく見えるのだが、他のメ
ンバーは曇りだという。(自分には数時間後の未来が見えていたのかな・・)
 バットレス沢出合の大岩は半分以上も顔を出し去年よりも雪解けは早い。8時に雪
渓に取り付き、2ピッチでbガリーの1ピッチ目の途中へ。バイルとクライミング
シューズのキックステップで登る。1ピッチ目は下半分が雪渓の中、深いシュルンド
が開いて恐ろしい、ここが今日の核心である。
 bガリー自体は2ピッチで軽く登って横断バント。なぜかCガリー雪渓は去年より
も大きく下側を回りこみ4尾根へ。Cガリーの雪渓に沿って登るのは不快なので、今
年はここから潅木帯を登る。1ピッチ目がけっこう面白かった。
 今日のパーテイーはW松チームと、私+かな+小林君の2パーテイー。W松チー
ムは近ちゃんがリード、ジョギングシューズの植松隊長がフォーロー、シングルロー
プで速い速い。こっちは私がオールリードで2本のロープ引きで、全行程16ピッチ
が終わる頃には両腕がパンプしてしまった。あーしんどい。
 11時に4尾根の取り付きテラス。高曇りで薄日も刺し富士山まで見える。
ここからは毎度、気持ちのよい登攀が始まる。こんないい天気の土曜日なのに、4尾
根どころかバットレス全体で他のパーテイーは居ない。
 デジカメの調子が悪くて、みんなの笑顔や素晴らしい花たちの画像を撮れなかっ
たことが心残りだ。3時間で4尾根を終えて、お花畑の中を山頂に向かう。
 1時間も昼寝して待ったというW松パーテイーと合流、仙丈側稜線の小さな花達を
眺め、肩の小屋でキタダケソウを愛でて、小太郎分岐からも花達を眺めながら二股ま
で駆け下った。

3感想
  14時間30分行動はけっこう疲れたけど、楽しい休日だった。
高山植物が一番きれいな今の時期のバットレス、残雪は多いけどサイコ-です。
以上

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