日程 |
2002年6月5日(水)〜6日(木) |
メンバー |
(信州大学OB)花谷泰広 |
記録 |
(信州大学OB)花谷泰広 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
花谷@信大山岳会OBです。
複数のMLに投稿していますので、
重複して受け取られる方がいらっしゃると思います。
すいません。
富士山に行ってきましたので軽く報告します。
のつもりが、書いているうちに少し長くなってしまいました。
メンバー 花谷泰広(単独)
期間 6月5日〜6日
来週から行く海外登山の高所順応をかねて富士山へ。
目的は頂上で1泊することと、新しい装備のテストである。
5日
まあまあの天気。スバルラインを登り、河口湖口の5合目を目指す。
下から見たところ吉田大沢の雪はあまりなく、滑れても7合目くらいまでだろう。
それよりも、御庭の駐車場からすぐのシェルターを抜けたところの上に広がる沢(名
前は分かりません)の方が長く滑れるだろうと思い、そちらに取り付く。
テント、火器、シュラフ、そしてあわよくばと思い登攀具一式、登山靴のテストをし
たかったのでスキー用兼用靴と板は担ぐ。結構重い。
しばらく藪をこいで砂走り状の斜面を登る。実はこれが一番つらかった。
1時間ほど歩いてようやく雪のあるところまでたどり着く。
雪渓の下部は黒く汚いが、雪はたくさんある。落石が結構多く、常に上を見ながらの
登高となる。
寒気が上空に入ってきているらしく、徐々に天気が悪くなる。
荷物が重かったのもあって結構時間がかかってしまったが、登りきったところは白山
岳の直下。小内院の裏手であった。
その日の夜は寒気が入り、朝起きたらテントやスキーにびっしりとえびの尻尾ができ
ていた。やっぱり富士山。侮れないです。
6日
朝からガス。まったく何も見えない。
とりあえず、御鉢周りをする。
吉田口頂上の山口屋をはじめ、各山小屋の前にはびっしりと雪が。
しかし、測候所にはもうすでにブルドーザーが上がってきているようだ。
大沢崩れの頭から調子に乗って違う道を歩いてたら、いつのまにか道に迷っていて、
気が付いたら大沢崩れのすぐ横を歩いていた。
どうやら山梨県側に降りていたらしい。
緊張が足りなかったと反省。
いつまでたっても天気が回復せず、小雪も舞ってきたのでテントを撤収して早々下山
を決め込む。まあ、目的はほぼ達成された。
撤収準備をしている途中に晴れ間が出てきて、測候所下の新井さんがクリフジャンプ
をした壁に氷柱ができていたが、一人で取り付く気が起こらなかった。
往路を下降する。
荷物が重く、快適な滑降というわけではなかったが、上部の雪は良く、快適に滑るこ
とができた。
しかし、下に行くに従ってだんだん雪が悪くなる。ざらめの上に雪板が乗っていて、
その質が場所によってぜんぜん違い、苦労する。時には全部崩れ、時にはスキーがめ
り込む。
よけて滑ろうとしたがスプーンカットの雪でこれまたぼこぼこ。
だましだまし滑り、最後は黒い雪に突入。
自分のシュプールがきれいに残る。
黒い雪にシュプールを描くというのは、なんだかなあと思いながらもついつい写真を
撮ってしまう。
30分で滑りきってしまった。
あとは砂走りを今度は下ることができて快適快適。
できればホームページにアップしたいのですが、
来週の火曜日出発で時間があまりないので、アップできればアップします。
では。
花谷 泰広 Hanatani Yasuhiro
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