日程 |
2002年4月27日(土)〜29日(月) |
メンバー |
(ぽっぽ会)宮本、(岳僚山の会)松本憲親、三宅 |
記録 |
(ぽっぽ会)宮本 |
写真 |
なし |
ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
大阪労山ぽっぽ会の宮本です。
連休前半4.27〜29(快晴の三日間)で鹿島槍北壁Dリッジを登ってきました。
リーダー 松本憲親、三宅(大阪岳連 岳僚山の会)、宮本(ぽっぽ会)。
27日 すっかり増水してしまった大川沢で脱パン(宮本だけ)の渡渉を行い藪をこ
いで天狗の鼻へ。
28日 4時出発しっかりしまった雪壁をトラバースして6時登攀開始。この時期凍
結しているはず?の岩壁は日出を受けて緩みだしハング上部の自然落石に加えて触っ
た岩がことごとくはがれて落ちる。
1ピッチ目 右肩を目指して凹状を登る。下部3級 上4級+A1 35m打ったピト
ンやブッシュにアブミをかける見た目以上に厳しい登攀。頭大の岩がたびたび目の前
にバウンドしては、はじけ飛び、前方の岩に身をひそめるもはみ出した肩、足に当た
り相当腰引ける。ピトン2枚打ってビレー。
2ピッチ目 4+A1草付きフェースからカンテを左上25m登りハング岩壁上の小
テラスへ、残置ピトンとキャメロットでビレー。
3ピッチ目 5A1ハングの出だしをアブミで越えて、垂直に近い急傾斜の草付きを
たよりに右上35m 凍ればアックスが効くのだろうが解けて緩んだ草付に支持力は
なく、師匠のリードは神業とも思え、宮本、三宅で落ちまくり不覚にも貴重な草付を
欠き落としてしまう(すみません)。残置ボルトとピトンでビレー。
4ピッチ目 7〜8m登りピトンを残置して時間切れ撤退。左カンテに見られた残置
ピトンのルート?は上部が白くはがれて崩壊しており、このピッチは4〜5級A0の3
0mくらいで上部ブッシュ帯へ抜けると思われる。ブッシュとピトンでビレー。
下降支点つくりにピトンを打つが、ことごとく岩が割れては冷や汗をかく。ルート上
の残置支点は3ピッチ目の出だし以外は皆無でピトン各種を多用、そこに古いアブミ
が残置されていました。
Dリッジを登るには春の連休は遅すぎたようです。
3級くらいの岩壁かな?と誘われてしっかり松本師匠にしごかれました。
PS. 先日の剱岳三の窓では鋭峰のみなさんには貴重なお酒をいただきありがとうご
ざいました。今度は不動岩(道場駅おおきた前)でお会いしたいです。ぽっぽ宮本
★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る