＜山　行　記　録＞

京葉山の会の小河原です。どうもです。土日で一ノ倉沢・中央カンテ登りました。

’０２／３／９−１０

メンバー　小河原努　佐藤勝英（京葉山の会）

３／９
指導センターを５：２０ころ出発。出合に着くと沢山の人が居た。トレースをたどっ
て取付へ。９：３０に登り出す。
頭初は凹状を登るつもりだったが、ルートが滝と化していたので中央カンテに変更し
た。
カンテの部分は着雪が無く、アイゼンをはずして登った。とても暖かく積雪期登攀の
きびしさは全くない。もちろん素手。時々シャワーを浴びるのが不快なだけ。
チムニーのピッチで先行の単独の方に追いつく。快く先に行かせてもらう。四畳半テ
ラスの下では、かなりの量の水流を浴びながらの人工登攀になった。その上のピッチ
は、中途半端な氷雪の詰まったクラックが見た目以上に悪かった。
１２ピッチで壁を抜け、リッジ上の雪面にテラスを切ってビバーク、１８：１０。後
から来た単独の方の足音の他はとても静かな夜だった。空には赤く細い月が浮かんで
いた。
３／１０
５：４０にビバークプラットを出発。５ルンゼの頭でロープ使用。国境稜線から肩の
小屋を回って下山。１２：００指導センター。

雪解け水と落氷で壁全体が滝のようになっていて、中央カンテ以外は取り付く気がし
ない感じでした。