＜山　行　記　録＞

松永＠静岡です。

昨日、日帰りでブライダルベールに行ってきました。

出発する直前までパートナーを探し続けたものの、今回は誰も予定が合わない
ので一人で出かけることにした。

＜日程＞　　　　　２００２年２月２３日（火）
＜場所＞　　　　　荒川出合　３ルンゼ「夢のブライダルベール」
＜メンバー＞　　　静岡山岳会　松永英治
＜記録＞

２月２３日（土）晴れ

奈良田(5：15)〜３ルンゼ出合(7:35/8：00)〜ブライダルベール取付
(8:45/9:20)〜終了(15:35/16:00）〜荒川出合(17:55/18:00)〜奈良田(20:00)

奈良田から出合までノンストップで歩く。思ったより早く到着。ここから取付
まで雪がしまっておらず、苦労した。見上げるブライダルベールは、しっかり
と成長していて氷柱部分もかなり太い。他に誰もいないのでゆっくりと登り出
す。

１Ｐ目は真中のラインより、ハング下のビレイ点まで。（ボルトと立木に新し
いシュリンゲがついており、ロープをフィックス）途中で下を見ると男性が一
人ロープも付けずに登ってくる。フリーソロで抜けると言う。何と撮影班付き
である。
いったん下降し、落氷を避けるためしばらく取付きで待機とする。フリーソロ
の男性が氷柱部分を抜けた頃ユマーリングを開始。

核心部の氷柱は、気温が高いこともあって水が滴っているが、氷の質は安定し
厚みも十分なので安心して登れる。しかし、リードロープの流れが悪く動きが
制約されてしまう。細い立木にシュリンゲが何本かあったが、心もとないので
スクリューを３本打ち込みロープをフィックス。ここまでほぼ５０ｍ一杯。ど
うやらフリーソロの男性は無事抜けたようだ。

最終ピッチは、距離はなさそうだが傾斜は強い。貸し切りなのでのんびりと登
る。気がつくと右のナメ滝にはけっこう人が来ている。慎重に抜け口を越し、
左側の大木でビレイし下降。バイルを上に置いてきてしまったためビレイ点の
スナーグが１本回せず残置してしまう。

下降はロープ１本のため懸垂下降ができず、尾根をたどるが迷ってしまい２ル
ンゼに降りてしまった。
２ルンゼの大滝もばっちりでした。

月明かりの中、奈良田までの長い道のりをとぼとぼ歩く。今回もバットレスが
綺麗に見えてました。

以上です。