日程 |
2002年2月10日(日) |
メンバー |
(ARIアルパインクラブ)有持真人、藤川勝人 |
記録 |
(ARIアルパインクラブ)有持真人 |
写真 |
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ルート図 |
なし |
<山 行 記 録>
有持です。
3連休は谷川の予定でしたが、寒気が接近してきたため、荒川出合に変更して、
日曜日にブライダルベールに行って来ました。
<日程> 2002年2月10日(日) 曇り時々雪
<場所> 荒川出合/ブライダルベール
<メンバー> ARIアルパインクラブ/有持真人、藤川勝人
<ギア> (ピッケル、バイル)BD/コブラ、(アイゼン)BD/マーコウ
<行動>
奈良田ゲート(06:00)〜荒川出会(07:20/07:40)〜ブライダルベール取付(08:30/09:10)
〜終了点(12:20/12:45)〜取付(13:25/14:00)〜荒川出会(14:20/14:30))
〜奈良田ゲート(15:00)
<登攀時間> 3時間10分
<記録>
夜中に奈良田のゲート前に到着。連休と言うこともあり車の数が多い。とりあえず
仮眠をして、06:00に出発する。今回も例のごとくマウンテンバイクでのアプローチ
だ。
重荷と上り坂は、椎間板ヘルニア持ちの私にはかなり辛い。林道は半分ぐらいは
積雪があったが、除雪したあとの圧雪なのでマウンテンバイクなら全く問題ない。マ
マチャリならかなり辛いだろう。腰が痛いので休み休み走ったため1時間20分で荒
川出合に到着。やっぱり荷台が必要だ。
2ルンゼに5人パーティ、3ルンゼには2人パーティが来ている。早速、ブライダル
ベールへと向かう。下部から見上げると右側の氷柱が下までとどいており、厚さもか
なりありそうだ。去年登ったときには気温が高くて、核心部ではシャワークライムに
なってしまったが、今年は大丈夫そうである。
1P 40m/IV+〜V− (藤川)
藤川がリードで取り付く。氷柱の左側のテラス直下が少し氷質が悪い。
2P 40m/VI (有持)
今度は有持がリードをする。氷質はツララの集合体でスカスカかと思っていたが、
引っかけ登りをしなくてもいいぐらいな感じである。この前の雨で表面が洗われて
固まったようで登りやすい。
ヒナ段テラスまでは登らずに、その下でピッチを切る。約30分。
3P 50m/V (藤川)
つるべでそのまま藤川が登り始める。下から見ると簡単そうに見えたが、以外と
傾斜があり、所々、氷質も悪い。ザイルを目一杯のばして、滝の落ち口付近の立
木でピッチを切る。私が登り切って、所用時間、3時間10分で登攀終了。
下降は、右岸をトラバースしていき、約40mの空中懸垂下降1回でブライダル
ベール左側のルンゼ上部に降り立つ。ここからクライムダウンをして行けば、取
付まではすぐである。
取付に戻ると、私が核心を登り切った頃に取り付いた後続パーティが、核心部
のフォローで登れない人がいて苦戦していた。
荒川出合からはマウンテンバイクで快調にとばし約30分で奈良田ゲートに到
着。やっぱり早い。
今回は、マルチピッチであったのでスカッドの代わりにコブラを持ってきた。や
はりリーシュがあると格段に楽であった。氷への刺さり具合はスカッドの方がい
いので、マルチピッチの時には一度スカッドにリーシュを付けて試して見ようと思
う。
<お知らせ>
ブライダルベールの核心部中間に、敗退して残置したと思われるスクリューと
シュリンゲがありましたので回収して持ち帰りました。
心当たりのある方は、スクリューのメーカーとシュリンゲの色をお知らせ下さい。
スクリューとシュリンゲをお返しいたします。
<氷結情報>
・ ブライダルベール ◎ 氷柱も幅があり安心して登れる。
・ 2ルンゼ ○ 遠望のみ。
・ 3ルンゼ ○ 所々に雪がついている。
・ ねるとんフォール ○
※ アプローチの林道は、奈良田ゲートから荒川出合まで、マウンテンバイクで、
行き1時間、帰り30分程度である。所々アイスバーンがあるので注意。
ではでは。
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