＜山　行　記　録＞

有持です。

　みなさん、こんばんは。

　土曜日に蔵王の仙人沢に行って来ましたので簡単ですが、氷結情報です。

＜日程＞　　　　２００２年２月２日（土）
＜場所＞　　　　蔵王／仙人沢
＜メンバー＞　ＡＲＩアルパインクラブ／有持真人、藤川勝人
＜記録＞

　本来なら一ノ倉に行く予定だったが、１週間雪が降り続いて、降雪も１ｍ以上あったため
雪が落ち着くまで延期して、急遽、仙人沢に行く事になった。

　神奈川からだと片道６時間あり、往復１２時間。日帰りのため１日の半分をドライブにつ
いやす事になるが、それでも行く価値のある氷柱である。

　夜中に出発してひたすら東北道を走り続け、７時頃にライザスキー場に到着。リフトが
動き出すまで休憩。天気は、ガスがかかって最悪。

　リフト２本を乗り継いでモンスター（樹氷）が乱立する雪原へ向かう。視界が効けば、仙
人沢の下降ポイントまですぐなのだが、２年ぶりの仙人沢だし、今日は完璧なホワイトア
ウトで少々迷ってしまう。約１時間ほどのロス。

　先行パーティがいたおかげで場所を思い出した。雪をかき分け氷瀑へと向かう。正面の
氷柱は見事に氷結している。

　氷柱のすぐ右側の氷柱は滅多に下までつながらないが、今年はつながっている。傾斜
は９０度以上のオーバーハングとなっている。この氷柱を登りたかったが、スカッドのリー
シュなしでは、限りなく不可能に近いので今回はあきらめてメインの氷柱を登る事にする。

　グレードは、ＶＩ／４０ｍである。私は過去３回リードした事があるし、二人が別々にリー
ドしている時間の余裕はないので、藤川にリードを譲る。

　藤川はこれだけ長い氷柱は初めてなので、多少時間がかかったが、無事に完登。私が
フォローで登ってザイルを回収する。下降は空中懸垂。

　帰る頃には、視界もよくなってきた。スキーの跡をたどって行ったが、多少方向がずれ
ていて、チョット遠回りになる。また、６時間のドライブで神奈川にたどり着いた。

　氷結状態は、すべての滝とも○で氷結は良好。

　ではでは。