甲斐駒ヶ岳/赤石沢奥壁/中央稜

日程
2002年1月14日(月)
メンバー
(雲表倶楽部)長嶋、他
記録
(雲表倶楽部)長嶋
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


ホゲホゲです。


鹿児島のくじらは、
 食ったらいったい何人分になるのだろうか?
 折角 こないだまで近くに居たのに、、、、
 見物できなくて 残念です。
 クジラって 見たことないんだよなぁ〜。。。
 食ったことは もちろんありますが、、、、(^^;;;

 クジラというと、、、給食の”たつたあげ”とか、思いだしますなぁ〜
 (だいたい、クジラって、、、貧乏人の食い物だったのに、、、
 (今は ビンボー人は牛肉を食うんだから、、、時代はおかしくなってるよ
ね!)

 今は 飲み屋で”クジラのベーコン”とか頼むと
 向こう側が見えそうなヤツが数枚で 結構な値段取られて頭に来ますよ。
 


で、
たびたびで、赤石沢奥壁 中央稜の記録ができましたので
 アップします。
 今年は甲斐駒でもかなりのラッセルになると思います。
 覚悟してお楽しみ下さい。


WEBの方には 相変わらず2月上旬のアップを目指しております。

 よろしく お願い致します。 (^^)/




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     2002年01月14日  赤石沢奥壁 中央稜
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昨日の残業もあったので、今日は一層身体が重く、壁に入るには気乗りがしな
い。
しかしまぁ、、、お互いにそう思っている訳だが、、、

無理やりムチを打ち、出かけていくのであった。
昨日とは違いトレースがあるので、八丈までは順調に辿り着くことが出来た。



6:35 今日も天気はよい。

奥壁は果てしないラッセル合戦になるだろう。
大変だなぁ。。。ああ、あ、 気乗りがしない。


岩小屋からは 昨日ミウラーらがつけたトレースがバッチリ残っている。
ありがたい。。。


中央稜の取り付きは 右ルンゼを越えた辺り。
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7:43 登攀開始。

小さな凹角から入り込んでいく。
それほど厳しいモノではないが、思ったより着雪が無く良くはない。


2ピッチ目は 雪壁という話しであったが、、、???
m(_ _)m


どこに行くんじゃ?


どうやら 目の前のスラブに雪が付いていなくてはいけない様だが、
綺麗に露出している。
仕方がないのでここをフリーで越え、
第二バンド近くまで目一杯ロープを延ばしていく。


9:43 第二バンドからは
 再び凹角というかガリーということになっているが、判然としない。
出だしのA0というのは どうやら雪に埋まってしまって居るようだ。
たぶんコレかな?という感じで 弱点を登っていけば合っているようだが、
枯木があったりとあまり気分は良くない。
どさくさまぎれのクライミングという感じが
 まぁ一般ルートという感じなのだろうかな???

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ブッシュをつかみながら やや右ルンゼ側を回り込むように左の壁を巻いてい
く。
途中 岩が脆くなっていたり、猛烈なラッセルをしたりと、
実にバラエティーに富んだどさくさ攻撃が盛りだくさん。

右をぐっと回り込んでしまうと 顕著なチムニー状のルンゼに入り込む。
この簡単なガリーを越えると
 左手にしっかりとしたクラックがあり、これにルートを取る。

このクラックは、オフフィストとかいう感じで、中途半端と言えば中途半端な
巾で、
いくつかピンがあるが離れたフェースに打ってあったり、、、
クラックの中に打ってあったりして結構一貫性がない。
これを抜けるとフェースになり、そこはピンが少ない。冬の登攀にはキツイ。


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この先で 猛烈なラッセルは始まる。(@@^)

膝から腰、、、部分的には急な傾斜も手伝って頭をも越えてしまう。
おまけに気が滅入るのは、あまりに稜線が遠いこと。(@@^)

果てしなく続く深いラッセルは、終わりが来るのかな?と 絶望的に感じられ
た。
 丹念にピッケルで雪を崩し、足で踏み固め、、
また一歩、また一歩と進んでいく。
目を上げると まだまだ果てしなく遠い稜線。
再度黙々と同じ動作を繰返していく。


やせたリッジを踏み抜かないようにラッセルしていくと 
数時間で左ルンゼの時に見覚えのある風景が見えてきた。
少し開けた雪壁帯を進み、
この先 ラインを左に取らないようにしなくてはいけない。
そうすれば稜線はすぐだ。目の前に見える三角の岩壁の右の端を目指す。

ラインには 部分的に悪い岩稜がでてきたりブッシュをたよりにする。
右へ右へとラインをとっていくと、
岩壁基部に右に行けるようなバンド状がはしっている。
これをたどるといきなり風が強くなり、縦走路はすぐそこにあるのである。

やっと終わった。


約6時間もかかった。ひどいラッセルだったな。
すでに真っ暗。

今日も一日、、、長かったなぁ。。。

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