＜山　行　記　録＞

伊佐＠無所属・大阪在住です。
私達も尾崎さん達とは入れ違い２日〜３日で、戸台に行ってき
ました。もしかして、丹渓山荘のトイレ裏でテント張ってた関
西べんの二人？赤河原のレガシーを目撃しています。どこから
はいったんや？と不思議に思っていました。昔５、６年前は白
岩の堰堤までＦＦ乗用車で入ってこれたんですが、久しく来な
いうちにひどく崩れていますね。２日の帰路も大変だったよう
ですが、３日の夕方に戸台を出た私達は、中央道の雪で大阪ま
で１２時間かかりました。去年の正月、八つの広河原へ行く途
中の鉢巻道路でスリップ事故を起こし、車をポシャッてしまっ
ているので、その時の悪夢が心をよぎりましたが、無事戻って
これました。
以下、私達の報告です。
＜山行期日＞１月２日〜３日
＜メンバー＞伊佐誠修・榎本一雄（共に無所属）
当初、三峰川岳沢の予定だってが、天気予報で大荒れ予想に、
出発３時間前で双子沢と戸台周辺のアイスに変更。
氷結情報です。
＜双子沢＞
２日：
アプローチの失敗やラッセルの深さ、何はともあれ実力の無さ
で稜線には抜けられませんでした。小さな滝はすべて埋まって
ました。大滝も半分は雪壁状態でした。午前１０時過ぎに漸く
沢に入りましたが、登るにつれ吹雪が激しくラッセルも深くな
りました（膝から腰）。その後の降雪量では、上部のゴルジュ
は雪崩の危険性が高いと思います。
私達は来年の宿題としました。
＜カミニゴリ沢＞
３日：
舞姫の滝なら近いと、昔何かで読んだ記憶だけで、安易に沢に
取り付いた為に、全然違う沢に入り込んでしまう。上部に２段
４０mのツララ状があったが、私の実力では無理と判断して撤
退。舞姫の滝も宿題。アプローチに難あり、とほほ。
ツェルトを撤収して帰りがてら、カミニゴリへと。

「カミニゴリ　（登山者）行き止まり　氷瀑あり」と、登山道
脇に立て看板がでていて、アプローチ失敗の心配が無くて嬉し
い！
Ｆ１、「アイスクライミング」に掲載されている写真よりは未
発達ながら、良好な状態。冷え込みのためか、氷質は硬かった
です。スクリューをねじ込むのに苦労した。
時間が無かったので、Ｆ１以上へは行かなかったので、Ｆ２Ｆ
３は不明。

今年は雪が多いようで、悪天ラッセルマニアのパートナーは喜
んでいましたが、もうちょっと氷を楽しみたかったような思い
は残ります。
二人とも、二児の父親で長いブランクを経て漸く山に戻ってこ
れたと感慨深いものがあります。

今年も山は大荒れの模様ですが、皆さん無事で戻ってこられる
ことを祈っています。